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マスク氏の新興企業、脳へのコンピューター搭載へ臨床試験開始目指す

  • ニューラリンク、思考でスマホを動作させるインプラント挿入を計画
  • 最終的には数百万人が人工頭脳で脳を強化する-マスク氏
イーロン・マスク氏

イーロン・マスク氏

PHOTOGRAPHER: FREDERIC J. BROWN/AFP/GETTY IMAGES

イーロン・マスク氏

PHOTOGRAPHER: FREDERIC J. BROWN/AFP/GETTY IMAGES

イーロン・マスク氏の新たな事業は、電気自動車や再利用可能なロケットなどこれまで手がけている事業よりももっと衝撃を呼びそうだ。マスク氏が2017年に創業したニューラリンクは、人間の脳とコンピューターを直接接続するシステムの開発を目指している。

  ニューラリンクの業務内容は創業から現在まで分厚いベールに包まれてきたが、このほど記者向けに初めて実演を披露。マウスの脳神経の各所にごく小さな電極を数千個埋め込み、脳の活動を記録できることを示した。人間の脳内に高速コンピューターの搭載が可能になるという飛躍的な進歩に向け、ニューラリンクは多くの進展を成し遂げた様子だ。

マスク氏のニューラリンク、ヒト臨床試験の準備はできていると発表

Source: Bloomberg)

  同社は来年にもヒト臨床試験を開始できるよう米食品医薬品局(FDA)に承認を求めると、マックス・ホダック社長は述べた。臨床試験が実現できれば、まひ患者の頭蓋骨に直径8ミリの穴を4つ開け、思考でコンピューターやスマートフォンを動かせるようにするインプラントを挿入する。「そんなの無理だと多くの人は一笑に付すが、この分野は今後10年で素晴らしいことが起きる。真剣に受け取るべきだ」とホダック氏は続けた。

  ニューラリンクはこれまでに投資家から1億5000万ドル(約160億円)を調達。このうち少なくとも1億ドルを出資した最高経営責任者(CEO)のマスク氏は16日夜にサンフランシスコで開いた記者会見で、最終的には数百万人が人工頭脳で脳を強化することを選ぶだろうとの見方を示し、「われわれは人工知能との共生を成し遂げる」と語った。

原題:Elon Musk’s Neuralink Says It’s Ready to Begin Brain Surgery(抜粋)

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