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きょうの国内市況(7月17日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小幅続落、米中楽観後退-通信など内需一角安く機械は高い

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  東京株式相場は小幅続落。米国と中国との通商問題に対する楽観的な見方がやや後退する中、ソフトバンクグループなどの通信や小売といった内需関連や精密機器が下落。為替市場での円高一服が支えとなり、機械や非鉄金属は上昇した。

  • TOPIXの終値は前日比1.33ポイント(0.1%)安の1567.41
  • 日経平均株価は同66円07銭(0.3%)安の2万1469円18銭

  アセットマネジメントOneの株式運用グループ武内邦信シニアフェローは「米中通商交渉に進展がないことが相場にネガティブに効いている」と述べた。ただし、状況が悪化しているわけではなく、「来年に大統領選を控えるトランプ米大統領が自らの立場を悪くしかねない追加関税を課す可能性は低い。今後の進捗(しんちょく)を見極めたい」と同氏は続けた。

  業種別では情報・通信や6月既存店売上高が減少したJ・フロントリテイリングなどの小売、食料品といった内需関連が下落。アセマネOneの武内氏は「米国で景気が悪くない中で予防的な利下げが行われるなら、内需が継続的に買われてきた相場はいったん終わる。業績が悪いことを織り込んでバリュエーションが低い水準まで来た景気敏感業種がリバウンドする可能性がある」と話した。

  • 東証33業種では情報・通信や精密機器、証券・商品先物取引、小売、鉄鋼が下落率上位
  • 繊維製品、機械、陸運、非鉄金属は上昇
  • 東証1部の売買代金は1兆8421億円

  

●債券は上昇、20年入札好調で超長期中心に買い優勢-フラット化圧力

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  債券相場は上昇。この日に実施された20年利付国債入札が順調な結果となったことを受けて、超長期債を中心に買いが優勢の展開となり、利回り曲線にフラット(平たん)化圧力が掛かった。

  • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.12%から、20年債入札結果発表後はマイナス0.13%に水準を切り下げる

  • 20年物168回債利回りは0.245%から0.23%まで低下
  • 新発30年債利回りは0.385%から0.37%に下げる
  • 長期国債先物9月物の終値は前日比横ばいの153円43銭。午前に153円36銭まで下げたが、午後に水準を切り上げ、一時は7銭高の153円50銭まで上昇する場面もあった

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 20年債入札は予想通り好調な結果。行き過ぎた米国の利下げ観測がいったん修正されてほどよいタイミングで押し目ができたことが寄与した
  • 日米欧の金融政策が緩和方向にあるのは変わらず、金利が持続的に上昇する環境ではないため買い安心感も
  • カーブ上で割高だった20年債の入札結果が好調だったことで、プラス利回りで買いたい投資家が相応にいたことが確認され、より長い年限へのニーズが強い可能性がある

 20年債入札

  • 最低落札価格は100円95銭、ブルームバーグがまとめた予想中央値100円90銭を上回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.89倍、前回4.08倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と、2012年10月以来の水準に縮小。前回8銭

●ドル・円弱含み、7月米利下げ観測や米中懸念で上値重い-108円台前半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台前半で弱含み。前日の米小売売上高の上振れや米金利上昇を受けてドル買いが先行したが、7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ見通しを巡る思惑や米中通商懸念が上値を重くした。

  • ドル・円は午後3時44分現在、前日比ほぼ変わらずの108円20銭。朝方に108円33銭まで強含んだ後、108円11銭まで軟化
  • ユーロ・ドルはほぼ横ばいの1ユーロ=1.1208ドル
  • ポンド・ドルはほぼ変わらずの1ポンド=1.2402ドル。欧州連合(EU)からの合意なき離脱懸念を背景に海外時間に付けた2017年4月以来の安値(1.2397ドル)付近でもみ合い

外為どっとコム総研の神田卓也調査部長

  • 昨日は米小売が強くてドルが買われたが、市場が織り込む7月の50bpの確率は約3割と変わっていない。市場からの大幅利下げ催促ともとれるので、ドルが上値を伸ばしていくのは難しい
  • ドル・円は利下げ幅を巡る思惑で上下しながらも、FOMCまではっきりした方向感が出ないだろう。20日線付近が居心地が良い水準で、そこから大きく外れないと思う
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