コンテンツにスキップする

ドル・円弱含み、7月米利下げ観測や米中懸念で上値重い-108円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台前半で弱含み。前日の米小売売上高の上振れや米金利上昇を受けてドル買いが先行したが、7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ見通しを巡る思惑や米中通商懸念が上値を重くした。

  • ドル・円は午後3時44分現在、前日比ほぼ変わらずの108円20銭。朝方に108円33銭まで強含んだ後、108円11銭まで軟化
  • ユーロ・ドルはほぼ横ばいの1ユーロ=1.1208ドル
  • ポンド・ドルはほぼ変わらずの1ポンド=1.2402ドル。欧州連合(EU)からの合意なき離脱懸念を背景に海外時間に付けた2017年4月以来の安値(1.2397ドル)付近でもみ合い
米利下げ幅巡る思惑で一進一退

市場関係者の見方

外為どっとコム総研の神田卓也調査部長

  • 昨日は米小売が強くてドルが買われたが、市場が織り込む7月の50bpの確率は約3割と変わっていない。市場からの大幅利下げ催促ともとれるので、ドルが上値を伸ばしていくのは難しい
  • ドル・円は利下げ幅を巡る思惑で上下しながらも、FOMCまではっきりした方向感が出ないだろう。20日線付近が居心地が良い水準で、そこから大きく外れないと思う

大和証券の亀岡裕次チーフ為替アナリスト

  • ドル・円の押し上げ要素はこのところの米指標の堅調さ。一方で米中関係に対する多少の懸念が上値を抑えているような状況
  • 米経済は強い部分(消費)と弱い部分(製造業や輸出絡み)が混在。17日公表のベージュブック(米地区連銀景況報告)もそうした内容なら反応しにくく、7月FOMCは25bpの利下げとの見方は変わらない

背景

  • 16日発表の6月の米小売売上高は前月比0.4%増、コア売上高は0.7%増とともに市場予想を上回る
  • パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は16日、「景気拡大を支えるために適切に行動する」と改めて表明
  • 16日の米国債相場は米小売売上高を手掛かりに反落後、パウエル議長発言を受けて下げ幅を縮小。10年債利回りは1bp上昇の2.10%となり、17日の取引外取引では2.09%台
  • トランプ米大統領は16日、自分が望めば中国からの輸入品に追加関税を課すことができると発言。これを受け、米株は下落し、17日の日経平均株価も66円安
  • 英次期首相候補のジョンソン前外相、ハント外相はともアイルランド国境の検問所設置回避を保証する「バックストップ」条項をEUとの離脱合意から取り除くことを目指すと表明
    • ジョンソン前外相のチームは、10月に議会を1、2週間休会とする案を検討しているもようとスカイニューズが報道
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE