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7月16日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、資源国通貨が原油につれ安-米経済指標も良好

  16日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが上昇。資源国通貨は下落した。米国とイランの緊張が緩和に向かう可能性を手掛かりに、原油相場が大きく下げたことが背景。米小売売上高など、良好な経済指標もドルを支えた。

  • ニューヨーク時間午後4時40分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。一時は0.5%上げ、7月10日以来の高値を付けた。ドルは対主要10通貨で全面高
  • ドルは午後に上げ幅拡大。イランが協議に前向きな姿勢を示唆したとするポンペオ米国務長官の発言を受け、ニューヨーク原油先物が7月5日以来の安値に下げたことが背景
    • ユーロやオーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、カナダ・ドルが下落
  • 6月の米小売売上高は市場予想を上回った。飲食店、自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたベースのコア売上高は0.7%増と、予想されていた伸びの倍を超えた
  • 米経済指標はおおむね予想より良好だったものの、年内の米利下げを巡る市場の織り込みは変わらず、年末までに0.25ポイント利下げが3回近く織り込まれている
    • ダラス連銀のカプラン総裁は政策金利の「戦術的な調整」は適切となり得ると発言。シカゴ連銀のエバンス総裁は年内2回の利下げを支持すると述べた
  • ドルは対ユーロで0.4%高の1ユーロ=1.1208ドル。対円では0.3%高の1ドル=108円26銭

欧州時間の取引

  米国の小売売上高や鉱工業生産指数の発表を控え、ドルが主要10通貨の大半に対して上昇。一方、ポンドは下げ幅を拡大。英政治が引き続き重しとなった。
原題:Dollar Gains as Commodity Currencies Slump With Oil: Inside G-10(抜粋)
Dollar Climbs Before Key Data, Sterling Stumbles: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が反落、対中追加関税にトランプ氏言及

  16日の米株式相場は反落。前日に終値ベースで史上最高値を更新した主要3株価指数は、いずれも下げた。中国への追加関税賦課はあり得るとトランプ米大統領が述べ、貿易摩擦が未解決であることを投資家にあらためて意識させた。米国債は反落。

  • 米国株は反落、S&P500が6日ぶりに下落-エネルギー株安い
  • 米国債は反落-10年債利回り2.10%
  • NY原油は大幅続落、地政学リスク緩和・供給増の見通しで
  • NY金は反落、米指標の好調や国債利回り上昇に反応

  S&P500種株価指数は6営業日ぶりに下落。原油安を背景にエネルギー銘柄が下げた。テクノロジー大手は反トラスト問題を巡り、米議会の追及に直面した。ゴールドマン・サックス・グループは4-6月決算が予想を上回ったことを好感して上昇。JPモルガン・チェースは序盤の下げから持ち直し、上昇して引けた。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%安の3004.04。ダウ工業株30種平均は23.53ドル(0.1%)安の27335.63ドル。ナスダック総合指数は0.4%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.10%。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落。イランから米国との協議にオープンな姿勢の示唆があったと、ポンペオ米国務長官が述べ、緊張緩和への期待が広がった。またトランプ大統領が、自分が望めば中国に追加関税を課すことができると発言したため、需要懸念が再燃した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は1.96ドル(3.3%)安の1バレル=57.62ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2.13ドル安の64.35ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。中国経済の減速兆候よりも、予想以上に堅調な6月の米小売売上高や米国債利回り上昇の方が大きく影響した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%安の1オンス=1411.20ドル。

  米10年債利回りは朝方、米経済指標の堅調を受けて大きく上昇。その後、米金融当局は不確実性が高い中で「適切に行動する」とのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて、上げ幅を縮小した。

  このほか、デジタル通貨の実用化にかなり懐疑的な発言が米議員から多く出され、ビットコインは1万ドルの大台を割り込んだ。
原題:Stocks Drop on Trump’s Trade Remarks; Bonds Fall: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slides on Prospect of Easing Geopolitical Risk, More Supply
PRECIOUS: Gold Falls as U.S. Data, Yields Outweigh Chinese Woes

◎欧州債:ギリシャ債上昇、国債発行を材料視-周辺国債も高い

  16日の欧州債市場では、ギリシャ債を中心に周辺国債のパフォーマンスが中核、準中核国債を上回った。ギリシャによるシンジケート団を通じた7年債の発行が材料視された。

  • ギリシャは2026年7月償還債を25億ユーロ相当発行する。これまでに130億ユーロの注文が集まった
  • ドイツ債はほぼ変わらず。市場予想を上回った米小売売上高に反応して一時は売られたが、米鉱工業生産が市場予想中央値に届かなかったことで下げを埋めた
  • ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずのマイナス0.25%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.00%。イタリア10年債利回りは4bp下げて1.61%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Greece Sells Debt, Leads Peripheral Gains; End-of-Day Curves(抜粋)

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