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パウエル議長「適切に行動する」-下方リスク注視とあらためて表明

  • 経済成長についての米金融当局の基本シナリオは「引き続き堅調」
  • 貿易動向と世界経済を巡り見通しの不確実性は増している

パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は16日、米金融当局は米経済成長の下方リスクを「注視して」おり、「景気拡大を支えるために適切に行動する」と述べ、先週の議会証言で示した懸念をあらためて表明した。同証言で今月の利下げが確実視されるようになった。

米金融当局者の発言
  • 年内2回利下げあり得る、物価見通しに基づけば-シカゴ連銀総裁
  •  ダラス連銀総裁:「戦術的な」利下げを支持する可能性

  パウエル議長はパリのフランス銀行(中央銀行)で開催された夕食会で、経済成長に関する米金融当局の基本シナリオは「引き続き堅固」だとした上で、「特に貿易を巡る動向と世界経済の面で、この見通しに対する不確実性は増してきている」と発言。連邦公開市場委員会(FOMC)参加者も「インフレが2%という金融当局の目標を下回る状態がさらに長引くことへの懸念を表明している」と述べた。

Key Speakers at Bretton Woods 75th Anniversary Event

パリで講演したパウエル議長(7月16日)

Photographer: Christophe Morin/Bloomberg

  この日の発言は10、11両日に行った米議会での証言と非常に近い内容で、今月末のFOMC会合で利下げに踏み切る論拠を引き続き支えるものとなった。

  パリでのイベントは、国際復興開発銀行(IBRD)と国際通貨基金(IMF)の設立が決められたブレトンウッズ会議の75周年を記念して行われた。パウエル議長は各国・地域経済の国際的な結び付きの重要性や共通の課題など広範な分野に言及した。
  
原題:Powell Reiterates Fed Will Respond to Mounting Downside Risks(抜粋)

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