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債券は上昇、20年入札好調で超長期中心に買い優勢-フラット化圧力

更新日時

債券相場は上昇。この日に実施された20年利付国債入札が順調な結果となったことを受けて、超長期債を中心に買いが優勢の展開となり、利回り曲線にフラット(平たん)化圧力が掛かった。

  • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.12%から、20年債入札結果発表後はマイナス0.13%に水準を切り下げる

  • 20年物168回債利回りは0.245%から0.23%まで低下
  • 新発30年債利回りは0.385%から0.37%に下げる
  • 長期国債先物9月物の終値は前日比横ばいの153円43銭。午前に153円36銭まで下げたが、午後に水準を切り上げ、一時は7銭高の153円50銭まで上昇する場面もあった

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 20年債入札は予想通り好調な結果。行き過ぎた米国の利下げ観測がいったん修正されてほどよいタイミングで押し目ができたことが寄与した
  • 日米欧の金融政策が緩和方向にあるのは変わらず、金利が持続的に上昇する環境ではないため買い安心感も
  • カーブ上で割高だった20年債の入札結果が好調だったことで、プラス利回りで買いたい投資家が相応にいたことが確認され、より長い年限へのニーズが強い可能性がある

20年債入札

  • 最低落札価格は100円95銭、ブルームバーグがまとめた予想中央値100円90銭を上回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.89倍、前回4.08倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と、2012年10月以来の水準に縮小。前回8銭
  • SBI証の道家氏
    • 20年債は銀行や年金などの国内投資家に加えて、グローバルに金利が低い中で為替スワップを利用した海外投資家のニーズがある
  • 備考:過去の20年債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.190%-0.215%-0.130%0.230%0.370%0.405%
前日比横ばい横ばい-0.5bp-1.0bp-1.0bp横ばい

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