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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

対韓輸出規制、韓国側の誤った説明は大変遺憾-世耕経産相

更新日時
  • 協議対象ではない、撤回要請したとの主張は「全く事実と異なる」
  • WTOで議題になれば日本の立場をしっかり主張、説明行いたい
Containers sit stacked at a shipping terminal at dusk in Yokohama, Japan, on Thursday, July 11, 2019. Japan and South Korea plan to meet on Friday over Tokyo’s move to restrict vital exports to its neighbor, but neither has much political incentive to climb down from their worst dispute in decades.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

世耕弘成経済産業相は16日の閣議後会見で、先週実施した半導体材料の対韓輸出管理強化を巡る事務レベル会合後に韓国側から誤った説明が行われているとして「大変遺憾」とした上で、「こういう状況では今後のいろいろな意味での信頼関係というものが少し傷ついてくる」と批判した。

Japan Economy Minister Hiroshige Seko Interview

世耕弘成経済産業相

  世耕氏は、今回の措置は適正な輸出管理を実施するための日本国内の運用見直しであり、「そもそも協議の対象ではない」と指摘。韓国側が措置の撤回を要請したとしていることについても「全く事実と異なる主張」として、「こうした状況下では政策対話すらも開けない」と述べた。今後については、「追加の質問などがあるのであれば、メールで対応させてもらいたい」とした。

  日本の措置に対しては、韓国側の要請で世界貿易機関(WTO)の一般理事会で議題となると共同通信が報じているほか、文在寅大統領が歴史的問題と経済を結び付けるべきではないと強調し、外交による解決を求めるなど反発を強めている。

  世耕氏は、輸出許可を判断する際の運用については各国の政策にゆだねられており、「国際機関のチェックを受けるような性質のものでは全くない」と説明。「WTOで認められている安全保障のための輸出管理制度の適切な運用に必要な見直し」であり、WTOで議題になれば「日本の立場についてしっかりと主張、説明を行いたい」と述べた。

  また、日本側が指摘しているフッ化水素など3品目に関する不適切事案については、「第三国への具体的な輸出案件を念頭においたものではない」との認識を示した。輸出管理を巡る韓国との政策対話については「2国間の環境、信頼関係ということを踏まえると、早期の再開は難しいのではないか」と述べた。

  政府関係者によると、政策対話は通常2年に1回程度は開催されることから昨年から韓国側に働き掛けを強めていたものの、先方が人事異動などを理由に拒んでいた。輸出管理は安全保障に関わる問題で強固な日韓関係が前提であり、現在の状況では対話再開の見通しが持てなくなったと判断したという。

(第5段落の一部と最終段落を追加し、更新します.)
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