コンテンツにスキップする

債券は小幅高、米長期金利低下継続で買い圧力-20年入札控え伸び悩み

更新日時

債券相場は小幅高。前日の米国債市場で長期金利の低下が続いたことを受けて、買い圧力が掛かった。一方、日本銀行が実施した国債買い入れオペで需給の引き締まりが示されなかったことや、明日に20年利付国債入札を控えた売りで午後に入って伸び悩んだ。

  • 長期国債先物9月物の終値は前週末比5銭高の153円43銭。午前には153円56銭まで上昇したが、午後に入ると153円42銭まで上げ幅を縮小する場面もあった

  • 新発10年債利回りは1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.135%で開始し、午後はマイナス0.125%に低下幅縮小
  • 新発20年債利回りは0.235%に下げて始まり、午後は0.24%で推移

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 海外金利の低下や日銀オペを控えて相場はしっかりで始まったが、オペを無難に通過すると明日の20年債入札にテーマが移行
  • 入札前に20年債が強すぎるとクーポンが低くなってしまうので、これ以上利回りを下げたくないという動きになりやすく、上値が抑えられた
  • 現状だとぎりぎり0.3%のクーポンが可能な感あり、そうなれば入札ではそこそこの需要は見込めそうだ

日銀オペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下
  • 買い入れ通知額は4800億円と、前回から据え置き
  • 応札倍率は3.43倍と、前回の3.3倍を上回り、売り需要の強さが示された
  • 岡三証の鈴木氏
    • 1倍台や2倍台の応札倍率もあった時期に比べれば高いと言えるが、前回とあまり変わらない結果で大きな影響はない
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

  • 米10年物国債利回りはこの日のアジア時間の取引で一時2.08%と、3営業日ぶりの水準まで低下。その後は2.09%に戻して推移
  • 財務省は17日に20年利付国債の入札を実施する。発行予定額は9000億円程度。来週には同じ超長期ゾーンの40年債入札も控える

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.220%-0.125%0.240%0.380%0.405%
前週末比 ー-1.0bp-0.5bp-0.5bp-0.5bp-0.5bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE