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Photographer: Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg/Bloomberg

三菱UFJ国際のサイバーセキュリティFが好調、日本有数のリターン

  • 2017年に運用開始、米企業中心にサイバー犯罪対策関連に投資
  • 年初来のリターン37%、組み入れ上位銘柄の株価が2倍超に
A man types code on a laptop.
Photographer: Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg/Bloomberg

年初来の成績が日本でトップクラスのファンドは、成長著しい業界の最前線に立つ次世代の米テクノロジー銘柄に投資している。その銘柄とはつまり、サイバー犯罪対策関連だ。

  三菱UFJ国際投信のファンド「サイバーセキュリティ株式オープン」の年初来リターンは37%。組み入れ上位銘柄の株価が急伸し、同じタイプの他社ファンドのほとんどを上回った。同ファンドの投資対象はオンライン上のID管理やクラウドベースのセキュリティー提供会社まで、サイバー犯罪対策関連と見なせる企業全てに及ぶ。

  調査会社スタティスタによると、世界のサイバーセキュリティー市場は2017年の1376億ドル(現在のレートで約14兆8500億円)から23年までに80%増の2483億ドルに拡大する見通し。三菱UFJ国際投信シニアファンドマネジャーのティン・リー氏にとって、恩恵を受けそうな銘柄への投資は定石通りの戦略だ。

  リー氏は東京でのインタビューで「非常に大きな成果を上げることができている」とし、サイバーセキュリティー市場は需要が膨らむばかりだと説明した。

Cybersecurity fund outperforms S&P 500's tech gauge

  同ファンドが組み入れているのは39銘柄で、大半がサイバーセキュリティー専門の企業だ。5月末時点の国別では米企業が80%を占めた。2017年7月の運用開始以来、運用資産総額は約1110億円に膨らんだ。

  ファンド資産の9%を占める組み入れ最上位銘柄のオクタは、株価が年初から2倍余りになった。単一の安全なパスワードで、ユーザーが複数のウェブサイトやアプリにアクセスできるようにする技術を持つ。組み入れ2位でサイバーセキュリティーをクラウドで提供するゼットスケーラーも、年初から株価が2倍。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、同ファンドは昨年も約20%のリターンを上げ、同タイプの他社ファンドの96%を上回った。

Top Five

U.S. firms account for more than 80% of Japan's top cybersecurity fund

Source: Mitubishi UFJ Kokusai Asset Management

Note: Data as of end May

原題:A Top Japan Fund Returns 37% on U.S. Stocks Fighting Cybercrime(抜粋)

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