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Photographer: Miguel Angel Sanchez/Bloomberg

本格的な通貨戦争、もはや可能性を排除できず-PIMCO

Foreign currency exchange rates are displayed in a bureau de change window in Istanbul, Turkey, on Tuesday, June 25, 2019. Turkey’s lira erased its gains as the prospect of U.S. sanctions over the country’s planned purchase of a Russian missile-defense system took the shine off Sunday’s landslide opposition victory in Istanbul.
Photographer: Miguel Angel Sanchez/Bloomberg

米国など主要国の中央銀行と政府が意図的に自国通貨の下落を誘導する、本格的な通貨戦争が起きる可能性をもはや排除できなくなったと、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のグローバル・エコノミック・アドバイザー、ヨアヒム・フェルズ氏はみている。

  トランプ米大統領は主要貿易相手国・地域の為替政策に対し、繰り返し不満を訴えている。ウォール街では、米国がドルを押し下げるために介入するリスクが高まっていると警告するアナリストが増えており、フェルズ氏の見方もこれに一致する。

  同氏はリポートで、現在の状況を「通貨冷戦の第3ラウンド」と表現、エスカレートするリスクがあると記述した。

  主要貿易国・地域間でみられる通貨冷戦は「2018年初めから休止されていたが、再び燃え上がりつつある」とし、「米国など主要国政府や中央銀行が自国通貨の価値を引き下げる直接介入に踏み切り、本格的な通貨戦争にエスカレートする可能性は短期的にはないものの、もはや完全には排除できなくなった」と続けた。

  トランプ氏が再三にわたり米金融当局に利下げを要求し、欧州中央銀行(ECB)や中国人民銀行(中央銀行)、日本銀行が追加金融緩和をし示唆していることも、通貨を巡る世界的な緊張を高めたとフェルズ氏は指摘。「通貨冷戦第3ラウンドの幕は上がった」と述べた。

Volatility in foreign exchange markets remains low

原題:Pimco Says Full-Blown Currency War Can No Longer Be Ruled Out(抜粋)

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