コンテンツにスキップする

中国経済、4-6月は6.2%成長に減速-1992年以降で最低

更新日時
  • 貿易摩擦の継続響き、1-3月の6.4%増を下回る
  • 6月の工業生産と小売売上高の伸びは予想上回る
relates to 中国経済、4-6月は6.2%成長に減速-1992年以降で最低

中国の経済成長は4-6月(第2四半期)に減速し、四半期データを開始した1992年以降で最も低い成長率となった。米国との貿易摩擦の継続が響いた。ただし、6月の工業生産などの指標では景気が安定し始めている兆候が示された。

  4-6月の国内総生産(GDP)は前年同期比6.2%増。1-3月(第1四半期)の6.4%増を下回った。一方、6月の工業生産と小売売上高の伸びが市場予想を上回ったほか、1-6月の固定資産投資では景気減速に歯止めをかけるための刺激策が波及しつつあるさらなる兆候が示された。

Industrial production, retail sales and investment rebounded

  中国経済は2000年代半ばの高成長からの長期的減速の中でさらに一歩後退する形となり、政策当局者が米国との貿易合意を目指す中で直面する圧力が浮き彫りになった。米中の交渉担当者は協議を再開したものの、さらなる経済的打撃を受けないよう合意に早期到達できるかは不透明だ。

  UBSグループの中国担当チーフエコノミスト、汪涛氏(香港在勤)はブルームバーグテレビジョンのインタビューで「4-6月に成長は引き続き減速しているが、安定化も見られつつあると考えている」と指摘。追加関税が発動された場合、中国人民銀行(中央銀行)は預金準備率の追加引き下げによって今後は「もう少し積極的に対応する必要がある」と述べた。

  ブルームバーグ・エコノミクスの曲天石、万千の両氏は「世界的な成長減速や米中貿易戦争の継続を巡る懸念は、引き続き経済の先行きに影を落とすだろう。国内市場では、小売売上高の伸び回復が持続可能かどうかは不透明だ」と分析した。

原題:China Economy Slips to Record Low Growth Amid Stabilizing Signs(抜粋)

(エコノミストのコメントなどを加え更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE