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債券ブームに乗り33%リターンのヘッジファンド、2020年には慎重

  • ソブリン債をロングにして年初来33%のリターン
  • 利下げ見込み短・中期の米国債購入、イールドカーブはスティープ化

債券の強気相場に乗って33%の高リターンを達成したマクロヘッジファンドの運用者は、2020年については慎重な見方をしている。

  サイド・ハイダー氏は、米金融当局が今年最大3回の利下げという市場の要求に屈する可能性が高いとの見方から、短・中期の米国債を購入している。ハイダー・キャピタル・マネジメント最高経営責任者(CEO)の同氏は、この利下げによって株式と社債は当初値上がりするが、2020年になるとリスク選好が衰え景気サイクルが反転するだろうと予想する。

  「米金融当局が利下げを始める理由が経済が顕著な減速局面に入ろうとしているからであるならば、利下げは株式市場を支えるのに十分ではない」と同氏は指摘。このため、株式より債券を選好している。

Speculators remain short on Treasuries even as the bonds rally

  同氏のジュピター・ファンドは今年、米国債と南欧諸国およびオーストラリアの国債をロングにして年初来33%のリターンを上げた。事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べた。ハイダー氏はファンドのパフォーマンスについてコメントを控えた。

  ハイダー氏は、2年物米国債利回りが現在の1.83%程度から急落し1%を割り込む可能性があり、イールドカーブはスティープ化するとみている。欧州についてはまだ、期間長めの債券への強気を維持している。

Haidar is betting that sliding front-end rates will steepen the yield curve

原題:Hedge Fund Up 33% Riding Bond Rally Preps for a 2020 Downturn(抜粋)

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