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JPモルガンのファンド、新興国資産の保有を半減-貿易リスクで

  • 韓国やシンガポールにサプライチェーン混乱リスク-バーンボーム氏
  • 同ファンドは欧州ジャンク級社債や米国債を購入することを選択

米国の利下げが近く実施される可能性があるものの、JPモルガン・アセット・マネジメントのファンドは新興国・地域の資産を敬遠している。

  JPモルガンの500億ドル(約5兆4000億円)規模の「グローバル・インカム・ファンド」は新興国・地域の債券と株式の保有比率をそれぞれ3%に半減させ、その代わりに欧州のジャンク(投資不適格)級社債と米国債を購入することを選択している。共同運用者のエリック・バーンボーム氏が明らかにした。同ファンドは、米中貿易戦争のリスクにさらされていることから、アジアの新興国・地域の見通しに懐疑的だ。

  バーンボーム氏(ニューヨーク在勤)は電話取材に対し、「最も悪化や弱さが見られる地域は新興国市場で、特に中国以外の国・地域だ」と指摘。「韓国、台湾、シンガポールなどを念頭に置いている。これらの国・地域は貿易の不確実性、サプライチェーンの混乱、需要後退のリスクにさらされている」と述べた。

JPMorgan is cautious on emerging-market assets despite 2019 rally

  同ファンドは保有していた米国債5年物の大半を約1カ月前に売却し、より価値があるとみて10年物を購入していると、バーンボーム氏は10日のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言前に語った。

原題:JPMorgan’s $50 Billion Fund Halves EM Holdings on Trade Risk (1)(抜粋)

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