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やみくもな利回り追求は「危険なゲーム」-マンGLG運用者が警鐘

  • ファンダメンタルズや地政学的リスク、信用の質劣化を市場は無視
  • 「音楽が鳴りやまず、QEパーティーが続くと市場は期待」

マイナス利回りの債券が記録的規模に膨らむ中で、少しでも良いリターンを求める投資家が「危険なゲーム」に興じている-。マンGLGの資金運用担当でニューヨーク在勤のリサ・チュア氏はこう警鐘を鳴らす。

  債券約70億ドル(約7600億円)相当の運用に携わる同氏によれば、新興国の外貨建て債が今年9.7%値上がりしているのは、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)や地政学的リスク、信用の質劣化に反している。

  米連邦準備制度など先進国の中央銀行がハト派的な姿勢に傾く中で、100年債も含めこうした債券を購入しているファンドはこれらの脅威を無視しているとチュア氏は話した。

EM hard currency bond yields near 17-month low

 

  同氏は「やみくもな利回り追求は危険なゲームだ」と言明。「米利下げを積極的に織り込み、市場は先走っているように見える。全てのポジティブなニュースが今やバリュエーションに反映され、ますますポジションが混み合うようになっている」と語った。

  「音楽が鳴りやまず、QE(量的緩和)パーティーが続くと市場は期待しているが、これは旧来型の考え方だ」と指摘した。

原題:Man Group Warns Investors Playing ‘Dangerous Game’ in Yield Grab(抜粋)

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