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債券下落、米独債大幅安と連休前の買い手控え-利回りはスティープ化

更新日時

債券相場は下落。長期金利は約1カ月ぶりの高水準を付けた。前日の米国やドイツの国債相場が大幅に下げた流れを引き継いだことに加え、3連休を控えた買い手控えもあって売りが優勢となった。超長期債の下落が大きくなり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 長期国債先物9月物の終値は前日比24銭安の153円38銭。一時153円33銭と中心限月ベースで1カ月ぶりの安値を付けた後、午後は日銀国債買い入れオペ結果を受けて153円46銭まで下げ幅を縮める場面も
  • 新発10年債利回りは一時マイナス0.12%と6月14日以来、新発5年債利回りはマイナス0.21%と6月5日以来の高水準をそれぞれ付けた
  • 新発20年債利回りは2.5bp、新発30年債は3bp、新発40年債は3.5bp上昇

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 国内の3連休前で来週に20年債入札を控えているため、全般的に買いの手が引いている状況
  • ただ、流動性相場で株高・債券高の基調なので、投資家はみな運用成績が好調で、損失の穴埋めに益出しの売りをしなくてはならないような環境ではない
  • 日本の超長期国債は為替ヘッジ付き欧州債よりは利回りが良く、割安感がある状況が続いている

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、10年超25年以下と25年超
  • 買い入れ額は3800億円と3800億円、1800億円と400億円で、全て前回と同じ
  • 応札倍率は10年超25年以下は1.84倍、25年超は2.55倍と、いずれも2018年12月以来の低水準
  • SMBC日興の竹山氏
    • 無難な結果だった。落札利回り水準は前場の状況から想定された範囲内
    • 超長期ゾーンの応札倍率低下は最近の金利上昇を受け、日銀に安値では売りたくない向きが応札を手控えたのではないか
  • 備考:過去の国債買い入れオペの結果一覧

背景

  • 11日の米10年物国債利回りは前日比8bp上昇の2.14%程度で終了。この日の時間外取引では2.12%台後半を中心に推移。ドイツの10年物国債利回りは8bp高いマイナス0.225%
  • 日経平均株価の終値は0.2%高の2万1685円90銭。円相場は1ドル=108円台前半を中心に推移

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.185%-0.210%-0.120%0.245%0.385%0.415%
前日比+1.0bp+1.5bp+2.5bp+2.5bp+3.0bp+3.5bp

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