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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日経平均に約1300億円の売り圧力-巨大化する銘柄入替インパクト

更新日時
  • バンナムH株に大量の買い注文、午前は売買が成立せず
  • 除外銘柄と採用銘柄の株価格差大きく、組み入れに伴う換金売りも
A member of the media films the closing price of the Nikkei 225 Stock Average displayed on a screen after a ceremony marking the last trading day of the year at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Friday, Dec. 28, 2018. Japanese shares fell, with the Topix index capping its worst annual performance since 2011, in a year that saw U.S.-China trade tensions deal a heavy blow to investor sentiment.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日経平均株価の構成銘柄の臨時見直しを受け、予想外に新規採用されたバンダイナムコホールディングス株への買いが集中した。指数イベントへの注目度が高まっている背景には、日本銀行の上場投資信託(ETF)買いで指数連動資金が巨大化していることがある。

  11日のバンナムHの株価は買い注文が殺到し、値幅制限いっぱいとなる前日比1000円(19%)高の6190円買い気配のまま推移するなど午前は取引が成立しなかった。午前終了時点で差し引き約340万株の買い注文。千代田化工建設を8月1日から除外する補充候補として、クオンツアナリストはおおむねDMG森精機を見込んでいた。

Inside The Tokyo Game Show

日経平均に新規採用されたバンナムH

  東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリストは「バンナムHの採用は市場にとってサプライズだった」とした上で、「日銀がETFを買い続けていることで、日経平均に連動するパッシブファンドの規模が拡大している。このため日経平均の銘柄入れ替えイベントによる株価へのインパクトも大きくなりやすい」と述べた。

  投資信託協会によると、5月末現在のETFの純資産総額は36兆4226億円で、この1年で9.1%増加した。日銀が年6兆円ペースで買い付けているETF買い入れ政策による指数配分は、東海東京調査推定でTOPIXが80%台後半、日経平均が10%前後。日経平均への配分は低下傾向にあるものの、「TOPIXを買った上に日経平均も買うため、日経平均採用銘柄のほうがより買い入れが多くなる」と、仙谷氏は言う。

  銘柄入れ替えのインパクトが巨大化していることにより、除外銘柄と採用銘柄の組み合わせ次第では日経平均の指数そのものに影響が出る場合がある。新規に採用されたバンナムHのみなし額面は50円。低位株の千代建と値がさ株のバンナムHとの株価に格差があるため、パッシブファンドがバンナムHを組み入れる資金を捻出するには今月末にかけて既存の日経平均採用銘柄を売却する必要が出てくる。大和証券の橋本純一シニアクオンツアナリストはリポートで、リバランスに伴って日経平均全体として約1300億円の換金売りが生じると試算した。

  銘柄入れ替えに伴って日経平均に売り圧力が強まると、TOPIXに比べた日経平均の相対パフォーマンスは一時的に劣後する可能性がある。11日午前の日本株市場では指数入れ替えイベントによる悪影響も懸念され、日経平均の指数寄与度1位のファーストリテイリングは一時1.2%安まで弱含みとなり、NT倍率は同13.68倍近くにやや低下した。

11日は弱含む兆し
(4段落以降に日銀政策の指数影響やNT倍率の動向などを追記します.)
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