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ファーストリテイリング、3-5月期営業益9.3%増の747億円

更新日時
  • 中国や東南アジアなど海外ユニクロ事業が好調、15%増益
  • ジーユー事業ではトレンド商品に注力し、営業益が倍増
Uniqlo Store Ahead of Fast Retailing 2Q Earnings
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Uniqlo Store Ahead of Fast Retailing 2Q Earnings
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

衣料品チェーンの「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは11日、第3四半期(3-5月期)の営業利益が前年同期比9.3%増の747億円だったと発表した。

  業績を後押ししたのは海外ユニクロ事業。中国や東南アジア、オセアニア地区で夏物商品などの好調な販売が寄与し同事業の営業利益は15%増の363億円となった。ジーユー事業もオーバーサイズTシャツなどトレンド商品に注力して品番数を絞ったことが奏功し、同期の営業益は121億円と倍増した。

  都内で会見した岡崎健最高財務責任者(CFO)は中国での販売状況について、経済が減速する中でも「手応えを感じる」とコメント。生活に必要とされる商品を提供することで「多少の景気の上下には大きく影響されずに商売ができている」との認識を示した。

  一方、国内ユニクロ事業では、毎年5月に開催していたセールを6月実施に先送りしたことで減収となったことに加え、物流費が増加したことにより、営業利益は7.5%減の289億円となった。

  岡崎CFOは、韓国で広まっている日本製品の不買運動で、売り上げに影響が出ているとコメント。しかし、同社全体の業績を引っ張るほどには至らないと想定していると述べた。

  同社は通期(2019年8月期)の業績予想は従来水準に据え置いた。通期でも海外ユニクロ事業は、中国や東南アジア、オセアニア地区での好業績が継続し、大幅な増収増益を見込む。一方で国内ユニクロ事業は、上期(9-2月期)の減益幅が大きかったことから通期での減益は避けられないと予想している。

  JPモルガン証券の村田大郎アナリストは決算発表前に、同社の業績について「基本的に好調な状況、非の打ちどころのない状況だと思う」とコメントしていた。

Fリテイリ決算の要旨

第3四半期(3-5月期)

  • 売上高:前年同期比7.3%増の5552億円(市場予想5547億円)
  • 営業利益:9.3%増の747億円(市場予想794億円)
  • 純利益:1%増の446億円(市場予想474億円)
  • 国内ユニクロ事業の営業益は7.5%減の289億円
  • 海外ユニクロ事業の営業益は15%増の363億円
  • ジーユー事業の営業益は106%増の121億円
  • グローバルブランド事業の営業益は29%減の14億円

第3四半期累計(18年9月-19年5月期)

  • 売上高は7%増の1兆8229億円
  • 営業利益は3.7%増の2477億円
  • 純利益は7%増の1587億円
(岡崎CFOの会見でのコメントを追加して記事を更新します)
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