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0.25ポイントの利下げが望ましい、0.5は行き過ぎ-ブラード総裁

  • 米経済が予想以上に減速する可能性に備え「若干の保険掛けたい」
  • 現時点では政策の比較的穏やかな動きが必要だと指摘

米セントルイス連銀のブラード総裁は10日、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)では米成長鈍化に対する保険として0.25ポイントの利下げが望ましいと述べ、これより大幅な利下げは不要だとの見解を示した。ミズーリ州セントルイスでの講演後、記者団に語った。

  同総裁は、「今日ここに座っていて思うのは、次回会合で私は0.25ポイントの利下げを主張するつもりだ。早まった判断はしたくないが、会合が今日ないし明日ならそう私は提言する」と発言。「少なくとも前回会合のドット・プロット(金利予測分布図)で私は今年末までに0.5ポイントの利下げを予想した。これは次回会合とその後の年内の会合の合計を意味する。これらは米経済やインフレ率、インフレ期待が年末までにどう推移するかと、実体経済の下振れリスクが現在の予想より高まるかどうかにかかっている」と説明した。

  その上でブラード総裁は、「今度の会合で0.5ポイントの利下げは行き過ぎだろうと考えた。現状ではその必要はないと思う。インフレ率とインフレ期待をわれわれの2%の目標へと再び近づけるため穏やかに動きたい。また上下対称的な2%目標への信頼を醸成したいと思う。そこで私は米経済がわれわれの現時点での予測以上に減速する可能性に備えて若干の保険を掛けたい。これら全てを考慮すれば、現時点では政策の比較的穏やかな動きが必要だ」と語った。

  同総裁はまた、トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)理事に指名する意向を示したクリストファー・ウォラー氏について、「経済学者として素晴らしい経歴と信頼性を有し、中央銀行の独立性に特に造詣が深い」とし、「独自の見解を持つ人になるだろう。確かにわれわれの見解は近いが、あらゆる問題に関して独自の意見も持っている」と指摘した。

  ブラード総裁は今年、FOMCの投票権を持ち、6月の会合では利下げを主張した。

原題:Fed’s Bullard Says Only ‘Modest’ Quarter-Point Rate Cut Needed(抜粋)

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