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FOMC議事要旨:利下げ論拠強まったと多数判断-下方リスクで

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米連邦準備制度理事会(FRB)が10日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合(6月18、19日)の議事要旨で、米経済の見通しを巡る不確実性や下振れリスクが顕著に高まり、利下げの論拠が強まったと金融当局者らが判断したことが分かった。

  議事要旨には「こうした最近の展開が持続し、景気見通しへの重しとなり続けると分かった場合、追加の金融政策緩和が近い将来に正当化されると多くが判断した」と記された。

  また「幾人か」はリスク管理の点から見て、近い将来の利下げが正当化されると指摘。利下げにより「将来起こり得る景気へのショックを和らげるのを助ける可能性がある」ためだと説明した。

  この日午前中には、パウエルFRB議長が議会で証言。貿易戦争が企業の投資を軟化させている上にインフレも弱いままで、米経済の下方リスクが長期化しているとの認識を示した。早ければ今月のFOMC会合で、利下げに踏み切る構えである可能性が示唆された。

  インフレに対する懸念は議事要旨でも際立っていた。議事要旨によれば、インフレリスクが下方向に傾いただけでなく、インフレ期待の指標も「委員会の2%というインフレ目標と一致する水準をやや下回る可能性がある」と多くの当局者は指摘した。

  ただ金融当局者全員が近い将来の利下げを支持したわけではない。「幾人か」は、リスクは高まったとしつつも、さらなる緩和策を支持するには見通しの一段の悪化を目にする必要があると指摘した。

  さらに、「一部の参加者は、フェデラルファンド(FF)金利の適切な軌道について、従来の想定よりも平たんになると判断しているものの、利下げに動く強い論拠はまだ見られないと判断していることを示唆した」と記された。

原題:Fed Minutes Show Many Saw Stronger Rate-Cut Case as Risks Grew(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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