コンテンツにスキップする

KDDIが異彩高、通信セクターに料金ショック揺り戻しか

  • 東証33業種で情報・通信が上昇率首位、携帯会社やゲームなども高い
  • 情報・通信は4-6月に3.5%上昇、アンダーウエートなら裏目に

10日の東京株式市場でKDDIなど情報・通信株が高い。午前の東証33業種では上昇率首位となった。新規の手がかり材料に乏しい中での目立った動きに、市場では特殊な需給が影響したとの見方が出ている。

  KDDIは一時3.7%高の2896円と2018年10月以来の高値を付けた。菅義偉官房長官は同月、国内携帯大手3社のシェアが約9割を占める国内市場について「競争が全く行われていない」と発言。政府が携帯電話料金の引き下げに向けて本格的に動き出し、個人向けが多くを占めるKDDIには収益悪化懸念が高まっていたが、株価は回復しつつある。

KDDI Corp. Unveils New Smartphone

KDDIの携帯電話ロゴ

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  通信業界は利益が出にくくなると見て情報・通信セクターの判断をアンダーウエートにしていた投資家の買い戻しが入っているとの見方が市場にはある。東京海上アセットマネジメントの橋爪幸治シニアファンドマネジャーは「アンダーウエートして裏目に出ていた投資家の一部がウエート調整に動いているようだ」とみる。情報・通信セクターは4-6月に3.5%上昇するなど33業種中でもパフォーマンス3位と想定外の堅調さを示したことで見直す機運が高まったという訳だ。

relates to KDDIが異彩高、通信セクターに料金ショック揺り戻しか

  情報・通信セクターではNTTやNTTドコモに加え、スクウェア・エニックス・ホールディングスやコナミホールディングスなどゲーム関連、日本オラクルなどソフトウエア関連も上げた。東京海上アセットの橋爪氏は、日本株全体の売買代金が少ない中で特殊な需給が入ったことで、結果的に動きが大きくなった可能性があると指摘。その上で、KDDIは仮に今回のようなセクター全体のウエート調整が起きれば、相対的にその影響も大きくなりがちと話していた。

relates to KDDIが異彩高、通信セクターに料金ショック揺り戻しか
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE