コンテンツにスキップする

パウエル議長、ストレステストに進化必要-銀行や当局の油断予防で

  • クオールズ副議長はテストの透明性向上に向けた取り組み擁護
  • ボストン連銀主宰の会議で発言-金融政策への言及なし

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は9日、大手銀行を対象とする年次のストレステスト(健全性審査)について、単なるコンプライアンス(法令遵守)の行事となって銀行や監督当局の間に油断を生じさせないよう、持続的に進化させなければならないと述べた。

  パウエル議長は、ストレステストに関するボストン連銀主宰の会議の冒頭、将来的に「混乱し予期せぬ形」の金融の不安定性に見舞われる可能性があるため、ストレステストは年ごとに内容を変え、「極めて起こりそうにないシナリオであっても」考慮しなければならないと話した。

Federal Reserve Board Holds Open Meeting

パウエル(左)、クオールズ両氏

  パウエル議長の発言は事前にビデオ録画されたもので、金融政策への言及はなかった。

  同じ会議に臨んだクオールズFRB副議長(銀行監督担当)は講演テキストで、ストレステストの透明性向上に向けた当局の取り組みを擁護した。

  クオールズ副議長は、銀行が合格できないほど難しくするのはそもそもの目的ではないと指摘。金融当局がテストの答えをあからさまにしているとの民主党議員や消費者団体の批判に反論した。

原題:Fed’s Powell Says Stress Tests Must Evolve to Avoid Complacency、Fed’s Quarles Defends Making Bank Stress Tests More Transparent(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE