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債券タントラムから身を守れ-頼みの綱は140億ドル規模のETF

  • ブラックロックのETFのオプションが人気のツールに
  • ウォール街は米国債の一方的な強気相場に懸念強める

ブラックロックの140億ドル(約1兆5000億円)規模の上場投資信託(ETF)が、米国債市場の賭けをするトレーダーの身を守るツールになりつつある。

  iシェアーズ米国国債20年超ETF(TLT)のオプション残高は、今年これまでの最高水準に近い。バンク・オブ・アメリカ(BofA)とマクロ・リスク・アドバイザーズは、TLTのオプションがさまざまな資産の投資家を「債券タントラム 」から守るのに役立つと考えている。ウォール街は債券の一方的な強気相場について懸念を強めている。

  投資家は米利下げを信じて長期の米国債の価格を押し上げてきたため、センチメントが反転して急激に下げれば打撃を被る。金利変動に対する感応度の目安であるデュレーションは、ソブリン債市場全体で過去最長付近になっている。

  アンシュル・グプタ氏らBofAのストラテジストはリポートで、「米国債のデュレーションのロングポジションは歴史的に見て極端だ」と指摘。「米国債に対する負の衝撃があれば、同様のポジションが多いことによって影響が増幅され得る」と警鐘を鳴らした。

Open interest in TLT has climbed this year along with the price

  ストラテジストらはTLTの「カラー」取引を勧めている。これはコールオプション(買う権利)を売って得た資金でプットオプション(売る権利)を買う取引で、コストが比較的かからない。リスクは米国債がさらに値上がりした場合、支払ったよりも安い価格でTLTを売らなければならないことだが、コールオプションが期限時にインザマネーであるためには、30年物米国債利回りが8月半ばまでに2.23%前後まで低下しなければならない。

  マクロ・リスク・アドバイザーズは、TLTのコールオプションを売り、SPDR・S&P500 ETFトラストに強気のオプションを購入することを推奨している。

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原題:A $14 Billion ETF Becomes Lightning Rod for Bond-Tantrum Trades(抜粋)

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