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Photographer: Kevin Lee/

豚から鶏へ需要シフト-ブロイラー不足で約2700%増益見込む中国企業

  • 山東益生種畜禽株、9日に一時7.5%高-年初から200%上昇
  • 豚コレラ発生後に豚肉の代替として鶏肉の需要が高まった
Chickens
Photographer: Kevin Lee/

中国東部の養鶏会社が最大2693%増益を見込んでいる。鶏肉価格の高騰のおかげだ。

  山東益生種畜禽は1-6月(上期)の純利益が9億-9億500万元(約142億-143億円)に増えるとの見通しを深圳証券取引所に届け出た。前年同期はわずか3200万元だった。利益が急激に膨れ上がる理由として、食肉用に飼育される鶏であるブロイラーの供給不足に伴う「大幅な値上がり」を挙げた。

  同社の株価は9日の取引で一時7.5%高となった後、前日比変わらずで引けた。年初来での上昇率は200%。

Chinese chicken farmer's shares have soared more than 200% this year

  中郵証券の北京在勤アナリスト、ヤン・ハオ氏は「利益を2000%余り増やすことのできる会社は確かに目を引くが、たとえ供給不足であっても、この種の増益率は比較される前年のベースが非常に低かったことを示している」と指摘、「これだけ変動する利益は、質の高い企業には見られない」と述べた。

  同氏によれば、ブロイラーの需給逼迫(ひっぱく)は、数年前の鳥インフルエンザ流行で中国が輸入規制を開始した時に始まった。業界団体もまた供給に上限を設けているという。

  昨年の中国株式市場で農業銘柄は勝ち組だった。アフリカ豚コレラの発生で飼育されていた豚が大量に殺処分され、豚肉の価格が上昇したことが背景だ。山東益生種畜禽は2018年の年次報告書で、豚コレラ発生後に豚肉の代替として鶏肉の需要が高まり、鶏肉の消費と価格を押し上げたと記した。昨年は同社売上高の91%が鶏だった。

原題:Broiler Alert: Chinese Chicken Farmer Expects 2,700% Profit Leap(抜粋)

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