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ドイツ銀が異動進めた米フロリダ州拠点、人員削減の影響はまだ不明

  • 約10年をかけて人員を100人から2250人前後にまで増やしてきた
  • 広報担当者は同拠点での人員削減の可能性についてコメントを控えた

ドイツ銀行は数年にわたり、ウォール街の従業員を説得してフロリダ州のジャクソンビルに異動させてきた。コスト削減が目的だが、従業員にとっても収入は抑制されてもマンハッタンより豊かな生活ができたという。

  しかし、こうした従業員らの将来は今、不透明になっている。

Deutsche Bank's Jacksonville office

ドイツ銀行のジャクソンビル事務所

出典:ドイツ銀行

  ドイツ銀は今週、9万1000人いる従業員の5分の1を削減する計画に着手。ロンドン、ニューヨーク、その他世界の金融ハブでは退職パッケージを記した資料の封筒を抱えてオフィスを出ていく行員の姿が見られた。だが、ジャクソンビルのオフィスは8日も穏やかだった。

  ドイツ銀は約10年をかけてジャクソンビルの人員を100人から2250人前後にまで増やしてきた。一段のコスト削減を目指す同行にとってはジャクソンビルの拠点を維持するのが合理的かもしれない。

  仮に同地で人員を削減するとしても、バンク・オブ・アメリカ(BofA)とシティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ITや製造業、保健医療の各社も同市に拠点を置いており、ドイツ銀が残した人材への求人はあるかもしれない。

  ドイツ銀行の広報担当者はジャクソンビルでの人員削減の可能性についてコメントを控え、「顧客により良いサービスを提供できるようスリム化し、より強靱(きょうじん)に」なることを目指しているとの発表文を繰り返すにとどめた。

原題:Deutsche Bank Lured Staff to Florida. What Comes Next Is Secret(抜粋)

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