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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

【米国株】S&P500種が小反発-パウエル証言待ち

更新日時
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Friday, May 24, 2019. U.S. equities climbed at the end of a bruising week in which escalating trade tensions dominated markets.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

9日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小反発。主要中央銀行によるイベントを週内に数多く控えていることから投資家は様子見姿勢で、日中はほぼ前日終値をやや下回っての推移が続いていた。米国債は下落した。

  • 米国株はS&P500種が小反発-テクノロジー上昇
  • 米国債は下落-10年債利回り2.07%
  • NY原油は4日続伸-パウエル議長の証言待ちで小幅上昇
  • NY金先物は反発-ドル高の中で上げは小幅

  S&P500種は0.1%高。ダウ工業株30種平均は22.65ドル(0.1%)安の26783.49ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.07%。

  S&P500種は取引終了の少し前にプラス圏に再浮上し、そのまま上昇を保って終えた。素材や生活必需品株の下げをテクノロジー銘柄の上昇が相殺した。アマゾン・ドット・コムやフェイスブックなど、いわゆるFAANG株が同指数の上げを主導した。

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を10、11日に控え、金融市場は不安定な相場展開が続く可能性がある。株式・債券の投資家は今年に入ってからの相場上昇の流れを追うための新たな口実を探している。だが、今月の米利下げはほぼ完全に織り込まれている上に、最近の経済統計はまちまちで、今後の金融政策の経路は従来より明瞭でなくなっている。

  10日には米連邦公開市場委員会(FOMC、6月18-19日開催分)の議事要旨も公表される。欧州中央銀行(ECB)は11日に議事要旨(6月5-6日分)を公表する。

  フィエラ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、キャンディス・バンサンド氏は「パウエル議長は議会証言でタカ派とハト派との間で際どいバランスを取る公算が大きい。米経済の基調的な強さにお墨付きを与える一方で、インフレの抑制された状態が長引いていることや世界的な不確実性を認める内容となろう」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は4営業日続伸。景気見通しが不透明な中、特に直近3営業日の上げは、いずれも小幅だった。イラン情勢に加え、10、11日のパウエル議長の議会証言で利下げに向けた手掛かりが得られるかを見極めたいとのムードが広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は17セント(0.3%)高の1バレル=57.83ドルで終了。この3日間の上昇率は全て0.3%か、それ未満。ロンドンICEの北海ブレント9月限は5セント上昇し、64.16ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅に反発。パウエル議長の議会証言を翌日に控えて投資家が様子見姿勢を取ったことやドルが買われる中で、小幅な上げにとどまった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は50セント高の1オンス=1400.50ドルで終了。一時は0.9%安まで下げる場面があった。5日発表の雇用統計で米経済の堅調さが示唆され、利下げペースを巡って市場に迷いが生じていることから、金の投資家のセンチメントは弱気に傾いている。

原題:Tech Pulls U.S. Stocks Higher on Eve Powell Report: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances Ahead of Fed Testimony While Mideast Risks Linger(抜粋)
PRECIOUS: Gold Struggles to Post a Gain As Dollar Strengthens(抜粋)

(相場を更新し、第6段落に市場関係者の見方を追加して更新します.)
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