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パウエルFRB議長、利下げカードしっかりキープか-議会証言で

  • 「適切に行動する」との6月FOMC声明の文言繰り返す見込み
  • 「議長は立場を明確にすべきだ」-スティーブン・スタンリー氏

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は半年に一度の議会証言に臨む。6月の米非農業部門雇用者数の伸びが予想を大幅に上回ったことで、政策金利引き下げの緊急性は後退したとも考えられるが、議長は利下げの可能性をしっかりと残しておくことになりそうだ。

  パウエル議長は、景気拡大を持続させるために「適切に行動する」とした6月19日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明の文言を繰り返すことで、今月30、31両日のFOMCでの利下げ観測を補強すると見込まれる。トランプ大統領は議長について、利下げを行っていないとして過去数カ月にわたり批判を展開している。

Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

パウエル議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  パウエル議長は米東部時間10日午前10時(日本時間同午後11時)から下院金融委員会、11日午前10時から上院銀行委員会でそれぞれ証言する。

  民主党大統領候補の1人、エリザベス・ウォーレン上院議員を含む両委の議員はパウエル議長に対し、大統領の米金融当局批判や米経済情勢、フェイスブックが計画する仮想通貨「リブラ」など広範な問題を巡って質問を浴びせる見通しだ。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は議長について、利下げするのかしないのか、それともまだ分からずデータを見ているのか、「明確なシグナルを発する必要があるだろう」と指摘。「議長が曖昧なままであるなら、市場は恐らく議長が相場動向を追認したものと思い込むだろう。このため、議長は立場をはっきりさせた方がよい」と語った。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場の投資家は、今月末のFOMCでの0.25ポイント利下げの可能性を100%織り込んでいる。

2-year yield has fallen amid expectation for Fed rate cuts
U.S. money markets see lower rates in next two years, despite stock market rebound

原題:Powell Heads to Congress With Fed Cut in Play: Testimony Preview(抜粋)

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