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ブラックロック、ディフェンシブ姿勢強める-世界経済や貿易を懸念

  • 現金比率を高め、株式リスクを低減とBIIストラテジスト
  • 米国株の投資判断は据え置き、日本株と新興国市場株は引き下げ
Pedestrians walk past BlackRock Inc. headquarters in New York.
Pedestrians walk past BlackRock Inc. headquarters in New York. Photographer: Bess Adler/Bloomberg
Pedestrians walk past BlackRock Inc. headquarters in New York.
Photographer: Bess Adler/Bloomberg

世界最大の資産運用会社である米ブラックロックは7-9月(第3四半期)にかけ、万一に備えて現金比率を高め、ディフェンシブな投資姿勢をやや強めている。

  同社傘下のブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII)は年央の2019年見通しで、「貿易・地政学的摩擦をグローバル経済および市場を動かす主因と捉える点が、当社の見通しの重要な変化だ」と指摘。エルガ・バーチュ氏らストラテジストはリポートで、貿易を巡る不透明感が株価に打撃を与える一方、最近の緊張の高まりを市場が受け止めていない可能性があるとの見解を示した。

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  ストラテジストらはその上で、「全体の株式リスクをある程度減らし、ポートフォリオの安定剤として国債を保持し、ドルベースの投資家のために現金比率を多少高める方向を当社は選好している」と説明した。

  脆弱(ぜいじゃく)な世界経済と米中貿易戦争を巡る不安が長期化する中で、幾つもの金融機関が7-12月(下期)はより慎重な姿勢を取っている。 モルガン・スタンレーはグローバル株式への投資配分を5年ぶりの低水準に引き下げた。

  リポートによれば、ブラックロックは米国株の投資判断を「オーバーウエート」に据え置いた。「妥当」なバリュエーションが理由という。欧州株は「中立」。新興国市場株と日本株については、中国の経済成長の影響を受けやすいとして、いずれも投資判断を引き下げた。

原題:BlackRock Plays Defense by Cutting Equity Risk, Raising Cash(抜粋)

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