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香港の逃亡犯条例改正案「葬られた」と行政長官-言葉遊び批判も

更新日時
  • 林鄭月娥長官が9日会見-改正案の正式撤回までは踏み込まず
  • デモ主催の民間人権陣線は引き続き完全撤回や長官辞任など求める
香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官

Photographer: Justin Chin/Bloomberg
香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官
Photographer: Justin Chin/Bloomberg

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は9日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案が「葬られた」と表明した。ただ、改正案の正式撤回までは踏み込まなかった。

  林鄭長官は記者団に「改正案は葬られた」と述べた上で、「逃亡犯条例の改正作業は完全な失敗」だと認めたが、正式に撤回するとまでは言わなかった。

逃亡犯条例改正案や抗議デモに関して発言する林鄭月娥行政長官

Source: APTN) (Source: Bloomberg)

  改正案の完全撤回を要求する民主派議員やデモ参加者らは林鄭長官の発言に懐疑的だ。抗議活動の参加者は支持率が過去最低となっている同長官の辞任も求めてきた。

  一連の平和的な行進の調整を支援した民主派の毛孟静議員は「足りないし遅過ぎる。見せ掛けだ」と主張。「林鄭長官は言葉遊びで状況が落ち着くと考えている」とコメントした。

  デモを主催している民間人権陣線(CHRF)の岑子傑氏は会見で、今後も大規模な集会を計画すると表明。逃亡犯条例改正案の完全な撤回や林鄭長官の辞任を含む5項目をあらためて求めた。

  一方、林鄭長官は「辞任は簡単なことではない」と説明。「私には公に奉仕するという熱意と責任がまだある。香港市民が私のチームと私自身に新たな行政スタイルを実行するチャンスと余地を与えてくれるよう希望する」と語り、辞任する計画はないことを示唆した。

Hong Kong Groups Continue Protest of Extradition Bill With March

香港の抗議活動に集まった参加者ら(7日)

Photographer: Kyle Lam/Bloomberg

原題:Hong Kong Chief Says Extradition Bill ‘Dead’ as Unrest Continues、H.K. Protest Organizer Says to Keep Planning New Major Rallies(抜粋)

(民主派議員やデモ主催者のコメントなどを追加し更新します.)
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