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ドイツ銀を去る行員の落ち着き先-米銀や邦銀、ブティックが受け皿か

  • 「自己研さんを迫られるバンカーも出てくる」とシュワルツ氏
  • ウォール街から採用を行っているファミリーオフィスも選択肢
A pedestrian looks at his mobile phone near the offices of Deutsche Bank AG in London.
A pedestrian looks at his mobile phone near the offices of Deutsche Bank AG in London. Photographer: Jason Alden/Bloomberg
A pedestrian looks at his mobile phone near the offices of Deutsche Bank AG in London.
Photographer: Jason Alden/Bloomberg

ドイツ銀行が抜本的な再編計画の一環として、約1万8000人を削減すると発表し、ロンドンからシドニー、ニューヨークに至るまで同行の行員らは8日に退職パッケージの詳細を受け取り、次の身の振り方に思いを巡らせた。金融業界全体でスリム化が進む状況で、彼ら全員が職を見つけることは簡単なことではないだろう。

  管理職専門人材あっせん会社コーン・フェリーのシニアクライアントパートナー、ノア・シュワルツ氏は、米国やカナダ、日本の銀行がドイツ銀の元行員らの落ち着き先となる可能性があると予想。「これらの人々が就く職はあるだろうが、残念ながら全員というわけではなかろう。自己研さんを迫られるバンカーも出てくるだろう」と語った。

  自動化や新たなテクノロジーが生身の行員に取って代わる中で、リスクテーク縮小がストラクチャードファイナンスのような分野で需要低下を招いている。コーリション・デベロップメントのデータによれば、投資銀行のフロントオフィスの行員数は2018年まで5年連続で減少。かつてはドイツ銀の株式部門から人材の引き抜きを行っていたヘッジファンドも、ここ数年は業務を縮小している。

  しかし、ドイツ銀で退職を促された行員らにチャンスがないわけではない。シュワルツ氏によれば、一部のトレーダーは、ウォール街の金融機関から採用を行っている超富裕層のファミリーオフィスに落ち着く可能性がある。エバコアのようなブティック(専門特化型)金融会社による採用が、投資銀行バンカーを助けるかもしれない。

  一方、ゴールドマン・サックス・グループは、この1年で上級管理職の採用について垣根を越えた検討に積極的になっており、JPモルガン・チェースとBNPパリバも危機後の人員削減の流れが変わったといってもよい状況という。

Slow to Rebuild

Wall Street firms have been hiring but have yet to reach pre-crisis levels

Source: Office of the New York State Comptroller

ノア・シュワルツ氏

Bloomberg

原題:Deutsche Bank Cuts Leave Thousands Chasing Limited Openings (1)(抜粋)

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