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TOPIXは小幅続落、中国景気やアップル業績懸念ー機械や電機安い

更新日時
  • 米アップル格下げで半導体や電子部品に売り、米株先物や中国株軟調
  • 10日のFRB議長の議会証言で混乱ない公算ーSMBC日興の松野氏

9日の東京株式市場ではTOPIXが小幅に続落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を10日に控えて様子見ムードが強い中、中国株が軟調に推移し鉄鋼や機械、化学など中国関連が売られ、米アップルの業績警戒から電機株も下落。通信や食料品など内需関連の一角は高く、日経平均株価は反発。

  • TOPIXの終値は前日比3.51ポイント(0.2%)安の1574.89
  • 日経平均株価は同30円80銭(0.1%)高の2万1565円15銭

<きょうのポイント>

  野村証券投資情報部の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「最近の中国経済指標が弱いところに前日発表の国内の機械受注が悪化し、同国の設備投資意欲が冷え込んでいることが憂慮されている」と指摘。きょうは中国株下落を受けて「機械や化学株に売りが膨らんだ」とみていた。

Advance in Japanese Stocks Loses Steam as Trade Concerns Linger

東京都内の株価ボード

  
  為替市場の円安を追い風に上昇して取引を開始。その後は中国株や米国株先物が軟調に推移したことなどでTOPIX、日経平均ともマイナスに転じる場面があった。主要な日本株の上場投資信託(ETF)の決算日をあすに控え、分配金確保のための換金売りも警戒された。

  相場を支えたのは米国の利下げ期待。SMBC日興証券投資情報部の松野利彦氏は、10日のパウエルFRB議長の議会証言は「先週公表された金融政策報告書のトーンを踏襲するとみられ、マーケットを混乱させるとは考えにくい。利下げ期待は続くだろう」と述べた。

  TOPIXの業種別指数では電機が下落寄与度1位。岡三証券の山本信一シニアストラテジストは、「アナリストのアップル格下げをきっかけにiPhone(アイフォーン)の販売低迷が意識されて半導体や電子部品株が下落。指数はこれに引きずられた」と話した。

9日は小幅に続落
  • 東証1部33業種は海運、繊維製品、機械、化学、鉄鋼、電機が下落率上位
  • 石油・石炭製品、鉱業など原油関連が高く、食料品や情報・通信、精密機器も上昇
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