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米国株が続落、中銀イベントラッシュ見極め

更新日時
Dow Tumbles Over 600 Points As China Retaliates With New Tariffs On U.S. Exports
Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America
Dow Tumbles Over 600 Points As China Retaliates With New Tariffs On U.S. Exports
Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America

8日の米株式相場は主要3指数そろって続落。主要中央銀行によるイベントが今週、数多く予定されていることから、投資家が慎重に見極める姿勢をとった。米国債も続落した。

  • 米国株は続落-テクノロジーやヘルスケア安い
  • 米国債は続落-10年債利回り2.05%
  • NY原油先物は3日続伸-引け直前に大きく上げ幅縮小
  • NY金先物は小幅安-1400ドルちょうど

  S&P500種株価指数は0.5%安の2975.95。ダウ工業株30種平均は115.98ドル(0.4%)安の26806.14ドル。ナスダック総合指数は0.8%下げた。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.05%。

  この日はテクノロジー株やヘルスケア銘柄の下げが目立った。アップルは2.1%安。同社株式の投資判断を引き下げる動きが相次いでいることが嫌気された。ドイツの化学メーカー、BASFの米国預託証券(ADR)は5%超下落。同社が2019年通期の売上高と利益の見通しを下方修正したことが響いた。

  パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は10日に下院金融委員会で、翌11日には上院銀行委員会で半年に一度の議会証言を行う。先週末の米雇用統計は、同国経済が引き続き軌道に乗っていることを示唆する内容だった。議長が米経済の状態と金融政策について、どういった見解を示すかに市場の関心は集まっている。このほか、10日には米連邦公開市場委員会(FOMC、6月18-19日開催分)の議事要旨が公表される。欧州中央銀行(ECB)は11日に議事要旨(6月5-6日分)を公表予定。

  TDアメリトレードのチーフマーケットストラテジスト、ジョー・キナハン氏は「米金融当局が何も行動を起こさなければ、非常に失望を誘うことになるだろう」と指摘。7月のFOMC会合で利下げに踏み切る公算が大きいと予想し、「9月の利下げの可能性も高いと思うが、9月に関しては、それまでに出てくるデータを様子見するかも知れない」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅ながら3営業日続伸。中東からの原油輸出を巡り警戒感が高まった。ただ相場は取引終了直前に大きく上げ幅を縮小し、景気への懸念が重しとなっている状況を思い起こさせた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は15セント(0.3%)高の1バレル=57.66ドルで終了。一時は1.7%上昇していた。ロンドンICEの北海ブレント9月限は12セント安の64.11ドルで引けた。

  先週の英海兵隊による石油タンカー拿捕(だほ)を受け、英石油会社BP所有のタンカーがイランによる報復の標的となることを恐れ、警戒した航行をしていることが分かった。イランが支援するイスラム教シーア派武装勢力フーシ派が紅海で商船を標的に攻撃を仕掛けたのをサウジアラビアが阻止したと発表したことも材料視された。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、0.1ドル安の1オンス=1400.00ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Decline; Dollar, Treasuries Mixed: Markets Wrap(抜粋)
Oil Dives in Final Minutes of Trading as Economic Woes Dominate(抜粋)

(相場を最新にし、第5段落に市場の見方を追加して更新します.)
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