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銀行株の投資判断を引き下げ、先行き「厳しくなりそう」-モルガンS

  • 株価は今年23%高、ストレステスト終了で先行きプラス材料乏しい
  • 世界的にGDP減速、金利は低下方向-米雇用の伸び「ピーク」に

モルガン・スタンレーは大手銀行株の投資判断を引き下げた。銀行株が今年に入ってこれまで23%上昇していることに加え、米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)が終了し、この先のプラス材料が恐らくほとんどないことが理由。

  アナリストのベッツィ・グラセック氏はリポートで、向こう6ー18カ月は「厳しくなりそうだ」と指摘。同氏は業界全体の投資判断を「インライン」とし、従来の「アトラクティブ」から下方修正。信託銀行のステート・ストリートおよびBNYメロンの判断はいずれも2段階引き下げ「アンダーウエート」とした。従来は「オーバーウエート」。同氏は両行について、「利回り曲線へのエクスポージャーが最も多く」、収益資産の約半分が証券であり、「費用のレバー」が少なく、「削減する支店や閉鎖するコールセンターを持たない」と説明した。

  さらに「世界的に国内総生産(GDP)が減速しているほか、インフレ期待は暗くなりつつあり、債券市場は米金融当局に今年と来年の利下げを求めている」とグラッセク氏は記述。欧州が景気刺激策を強化すれば、米国債利回り曲線への圧力は増す一方、米雇用の伸びは「ピークに達しているようだ」と付け加えた。

Bank stocks lag the S&P 500 so far this year, but got closer in June

原題:Morgan Stanley Downgrades Banks, Taking ‘Chips Off the Table’(抜粋)

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