コンテンツにスキップする

債券タントラムのリスク高まる、株に波及も-JPモルガン

  • 市場の流動性低下、打撃を受けやすい投資家ポジションを指摘
  • 現在の環境は「テーパータントラム」の2013年に似ている

債券市場が突然の売りに見舞われるリスクは大変大きく、株式も飲み込まれる可能性があると、JPモルガン・チェースが指摘した。

  ニコラオス・パニギリツオグル氏ら同行ストラテジストは5日のリポートで、債券ボラティリティーの漸進的な上昇、市場の流動性低下、打撃を受けやすい投資家のポジションは、世界的な低利回りを踏まえると、「債券タントラム」を引き起こすリスクがあると分析。現在の環境は金融緩和縮小懸念で「テーパータントラム」が起きた2013年に見られたボラティリティー急上昇をほうふつとさせると記した。

Bond market vulnerable to sell-off like the 2013 taper tantrum, JPMorgan says

  ストラテジストらは、状況は「債券相場がこの先、急激に反転する大きなリスクを示唆している」とした上で、 「最近数カ月の株式市場が債券相場の力強い値上がりから支援を受けてきたことを考えると、突然の債券売りが株式への追い風になる可能性は低い」と論じた。

  警告の1つとして、米国債先物市場の深さを示す同行の指標が流動性悪化の兆候を示していることが挙げられるという。また、いわゆる「リアルマネー」投資家であるアクティブ債券ファンドやヘッジファンドまで、さまざまな投資家がデュレーションを非常に長めにしており、ポートフォリオがますます金利に敏感になっている状況が示唆されるとストラテジストらは指摘。さらに、債券価格の変動も「徐々に高まっている」と付け加えた。

原題:JPMorgan Sees Rising Risk of Bond Tantrum That Could Hit Stocks(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE