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債券は下落か、米債安の流れで売り先行-5年入札は無難通過との見方

債券相場は下落が予想されている。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の米議会証言などを控えて投資家が様子見姿勢を強める中で米長期金利がやや上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。一方、財務省がこの日に実施する5年利付国債の入札は無難に通過するとの見方が出ている。

長期国債先物(9月物)153円60銭台~153円80銭付近か(前日153円77銭)
新発10年物国債(355回債)利回りマイナス0.155%~マイナス0.14%程度か(前日マイナス0.155%)

  先物夜間取引で9月物は、米国債相場が軟調に推移する中で売りが優勢の展開となり、結局は153円71銭と前日の日中終値比6銭安で引けた。

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
  • 先物夜間取引の軟調地合いが続いており、きょうも上値が重い弱含みもみ合いか

  • 先週の国債買い入れオペの増減額にもかかわらず中期ゾーンが逆イールド解消に向かう兆しは見られず、5年債のアンダーパフォームに対する警戒ムードは強くないようだ
  • 短期国債や2年債だけでは消化し切れない外国人需要が5年債に波及する流れも引き続き見込まれ、売り先行で始まった後は入札をこなして下値も限られると予想

5年債入札

  • 新回号の140回債として発行、発行予定額は1兆9000億円程度
  • 前日の入札前取引はマイナス0.24%程度
  • 大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
    • 償還が延びて新回号となり、リオープン発行時よりも国内投資家需要に期待が強まりやすい。無難に通過か
    • 5年セクターは現在、イールドカーブ上、7ー10年セクターに対する割安感がある
  • 備考:過去の5年債入札の結果一覧

海外市場の流れ

  • 8日の米10年国債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)上昇の2.05%程度で引け
  • 米株相場は続落。S&P500種株価指数は0.5%安の2975.95で終了
  • 東京時間早朝の円相場は1ドル=108円台後半で推移
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