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債券は下落、米大幅利下げ期待後退で売り-超長期債への需要が下支え

更新日時

債券相場は下落。米国で6月の雇用者数が市場予想を上回る伸びとなったことを受けて今月の大幅な利下げ期待が後退し、国内市場でも行き過ぎた金利低下の修正に伴う売りが優勢となった。一方、超長期ゾーンの現物債に対する投資家の根強い需要が相場を下支えした。

  • 新発10年債利回りは前週末比1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.155%。一時はマイナス0.15%まで上昇
  • 新発20年債利回りは0.22%まで上昇後、0.205%に戻す。新発30年債利回りも0.355%から一時0.345%に戻す
  • 長期国債先物9月物の終値は19銭安の153円77銭。売り一巡後に153円84銭に値を戻す場面もあったが、引けにかけて再び軟化

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 米雇用統計の結果を受けて、今月の米利下げ幅は50bpの可能性がほぼなくなった
  • 過度な米利下げ期待が後退したことによって目先の金利のボトムを確認した形となり、いったん益出し売りが促された
  • ただ、基本的に米国の金融政策は緩和方向という読みに変わりはなく、金利は上がりづらい
  • また、今週は長い年限の供給がないため、調整局面では確実に押し目買いが入る雰囲気も

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 朝方は売られて始まったものの、超長期債を十分に買えていない投資家も多いとみられ、押し目では買いが入りやすい

背景

  • 6月の米雇用統計:非農業部門の雇用者数が前月比22万4000人増とブルームバーグがまとめた市場予想の中央値16万人増を超える伸び
  • 5日の海外市場では米国債が売られ、米10年物国債利回りは前日比8bp高い2.03%程度で引けた

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.240%-0.155%0.205%0.350%0.375%
前週末比+0.5bp+1.5bp+1.5bp+1.0bp+2.0bp+2.0bp
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