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FRB、利下げの用意あるとあらためて示唆-議会へ政策報告書で

  • 6月のFOMC声明にある「適切に行動する」との文言繰り返す
  • 多くの市場で資産のバリュエーションが引き続き「やや高水準」
Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve, exits after a news conference following a Federal Open Market Committee (FOMC) meeting in Washington, D.C., U.S.. 

Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve, exits after a news conference following a Federal Open Market Committee (FOMC) meeting in Washington, D.C., U.S.. 

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve, exits after a news conference following a Federal Open Market Committee (FOMC) meeting in Washington, D.C., U.S.. 
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)は5日公表した議会への金融政策報告書で、経済成長ペースが今年4-6月(第2四半期)に鈍化したとし、過去最長の米景気拡大を持続させるための利下げもあり得るとの姿勢をあらためて示した。

  半年に1度の同報告書は4-6月期の統計について、「消費の持ち直しにもかかわらず、GDP(国内総生産)成長率の鈍化を示唆している」と指摘、「純輸出と在庫からの貢献が反転し、事業投資の勢いが一段と弱まっている」ためだと説明した。連邦公開市場委員会(FOMC)が6月の会合後に発表した声明に盛り込まれた景気拡大の維持などに向け「適切に行動する」との文言を繰り返した。
  
  今回の報告書はまた、世界的な貿易の伸びと製造業が2017年以降に大きく軟化していることも重視。「通商政策の展開が貿易の流れをある程度弱めているようで、通商政策を巡る不確実性が投資の重しとなっている可能性がある」との見方を示した。

  新たな関税は米輸入を約700億ドル(約7兆5900億円)減らしている公算が大きいとし、これまで講じられた関税措置による世界貿易の流れへの直接的影響は恐らく「実体を伴うが緩やか」だと分析した。

  同報告書は金融の安定性について、多くの市場で資産のバリュエーションが引き続き「やや高水準」だとし、レバレッジドローンのバリュエーションが低下した一方で、新規レバレッジローンに関する与信基準が弱く、過去半年間で一段と悪化した兆候があるとも記した。

原題:Fed Stands by Openness to Cut Rates in Semi-Annual Report(抜粋)

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