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【米国株・国債・商品】株が反落、雇用統計受けて国債は大幅安

5日の米株式相場は反落。主要株価指数は前営業日には過去最高値を更新していた。6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことで、米利下げシナリオに不透明感が生じ、米国債は大幅に反落した。

  • 米国株は反落、銀行株中心に午後やや持ち直し
  • 米国債は大幅反落、短期物中心に-10年債利回り2.04%
  • NY原油は週間で下落、予想以上の米雇用拡大も景気不安拭えず
  • NY金は反落、雇用統計の好調が利下げ期待に冷や水

  独立記念日の祝日明けで薄商いとなる中、S&P500種株価指数は下落、週間ベースの上げ幅を1.7%に縮小した。この日は一時0.9%安をつけたが、午後の取引で徐々に下げ幅を縮めた。米10年債利回りが2%台を回復し、2年債利回りが1.85%を超えたことから、銀行株の持ち直しが目立った。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.2%安の2990.41。ダウ工業株30種平均は43.88ドル(0.2%)安の26922.12ドル。ナスダック総合指数は0.1%低下。ニューヨーク時間午後4時54分現在、米10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.04%。

S&P 500 retreats after hiring data clouded case for Fed cuts

  6月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万4000人増と、エコノミスト予想全てを上回った。米経済が引き続き順調に推移していることを示唆し、最近発表された一部製造業指標の軟調とは対照的だった。

  TIAAバンクの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は、「労働市場に関するこの前向きな指標で、投資家を悩ませる難題が生まれた。雇用の堅調さが続けば所得を支えるが、同時に米金融当局が利下げする確率が低下する」とコメント。祝日と週末に挟まれ薄商いだったことも相場のボラティリティーにやや影響したとも指摘した。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸したが、週間ベースでは6月中旬以降で初のマイナス。米雇用統計は予想を上回る堅調となったが、景気の先行き不安を打ち消すには不十分だった。この日ドイツの製造業受注が予想以上に減少し、世界的な製造業指標の軟調をあらためて意識させた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は17セント(0.3%)高の1バレル=57.51ドルで終了。週間では1.6%安。ロンドンICEの北海ブレント9月限は1.5%高の64.23ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は反落。予想よりも好調な米雇用統計が出たことで、利下げ期待に疑問が生じた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1.5%安の1オンス=1400.10ドル。週間ベースでは1%下げ、3週間ぶりの下落。

原題:U.S. Stocks Slip, Treasuries Tumble on Jobs Data: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Flatten as Jobs Data Crush Fed Easing Outlook
Oil Posts Weekly Loss as Jobs Surge Can’t Banish Economic Worry
Gold Tumbles as Jobs Numbers Intrude on Rate-Cut ‘Sugar High’

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