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次期英首相を待ち受ける与党内の抵抗勢力、EU離脱で重鎮ら譲らず

メイ英首相の後任決定の段階が迫る与党・保守党では、何人かの閣僚はすでに、いかにして新首相を困らせようか考え始めている。

  ブックメーカー(賭け屋)の間で最有力候補のジョンソン前外相が次期保守党党首となった場合、党内からの反発はかなり手ごわいものになりそうだ。新首相が合意なき欧州連合(EU)離脱を目指すのであれば、闘って阻止する意向をハモンド財務相は示しており、メイ首相もこれに加勢する可能性を強く示唆した。

  最もやっかいな存在になりそうなのはガーク司法相だ。ガーク氏はこれまで党首脳部に忠誠を尽くし、厳しい局面では政府を積極的に守る慎重派だった。

Brexit Deal On Knife Edge For U.K. PM May

ガーク司法相

Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

  しかしここにきてガーク氏は闘う用意があることを表している。4日付のインタビューでは、合意なき離脱を目指すあらゆる動きに抵抗する姿勢を明確にした。

  同氏は議会誌「ハウス」に対し、合意なき離脱は「英国経済を著しく後退させるだろう」と述べ、「合意ある離脱を望む。これが多くの閣僚の意見であり、この先も合意なき離脱シナリオに反対し続けるだろう」と言明した。

  次期首相が決まる前から重鎮の閣僚が批判を展開するのは異例であり、ジョンソン氏が首相となった場合に想定される問題を浮き彫りにしている。同氏は閣僚時代にはメイ首相の政策に協力せず、この1年ほどは閣外から首相を批判してきた。首相の座に就いた場合、ジョンソン氏は多くの人から同様のしっぺ返しを食らうかもしれないことに気づくだろう。

原題:U.K.’s Next Premier Will Face Some High Caliber Brexit Rebels(抜粋)

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