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【債券週間展望】長期金利は上昇か、高値警戒感や海外勢の需要減退も

7月第2週(8日ー12日)の債券市場では長期金利に上昇圧力が掛かりやすいと予想されている。先物相場などで高値警戒感が強いことに加えて、市場で日本銀行の利下げ観測が後退する中、5年債入札では海外投資家の需要が減少する可能性があるためだ。

市場関係者の見方

◎野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
  • 海外勢の買いが円金利低下のドライバーだったが、先月の日銀会合以降は利下げ観測が後退し、足元の水準でも5年入札で買いが継続するか注目
  • 米利下げ期待によるドルLIBORの低下はドル建て日本国債の利回りを下げる上、米債でキャピタル狙いの買いを選好して日本国債買いは細ることも
  • 先物が154円で跳ね返され、10年債の買いも強くない一方、超長期債は生命保険からデュレーション長期化の買いが継続しやすい面もある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.17%~マイナス0.14%
◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 世界的な金利低下を受けて国内債相場もしっかりした動きが続きやすい
  • ただ、主要国で国債利回りの低下が進み、追加の金融緩和政策はある程度織り込まれており、利回り低下が進めば利益確定売りも強まりやすい環境
  • 5年入札は消化に問題ないとみられる一方、超長期債利回りの低下で高値警戒感は強まっており、上値追いには慎重な国内投資家が多い
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.20%~マイナス0.15%

日銀オペ予定

対象年限直近オペ
の金額
12日1ー3年3800億円
3ー5年 3800億円
10ー25年1800億円
25年超 400億円

過去の日銀オペ結果はこちらをご覧ください。

国債入札予定

対象年限発行予定額前回の
表面利率
9日5年1.9兆円程度 0.1%
11日流動性供給
5ー15.5年
6000億円程度

主な材料

  • 8日:日銀支店長会議、黒田総裁あいさつ
  • 10日:FOMC議事要旨(6月18、19日開催分)
  • 10、11日:パウエルFRB議長、上下院で議会証言
  • 11日:6月の米消費者物価
  • 12日:6月の中国貿易収支
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE