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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国、通商合意には米の制裁関税撤廃が必要とあらためて強調

  • 中国商務省報道官:合意に達するつもりなら米は全ての関税撤廃を
  • ブログ「陶然筆記」論説:撤廃しなければ米中協議は再び後戻りする
A worker walks past shipping containers sitting stacked at the Yangshan Deepwater Port, operated by Shanghai International Port Group Co. (SIPG), in Shanghai, China, on Friday, May 10, 2019. The U.S. hiked tariffs on more than $200 billion in goods from China on Friday in the most dramatic step yet of President Donald Trump's push to extract trade concessions, deepening a conflict that has roiled financial markets and cast a shadow over the global economy.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国は通商合意の条件として米国が対中制裁関税を全て撤廃しなければならないと引き続き強調している。

  中国国営メディアにつながりがあり、影響力を持つブログは5日、制裁関税の撤廃がなければ米中協議は「再び後戻りするだろう」と指摘し、4日の中国商務省の定例ブリーフィングと同様の見解を示した。

  トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が先月の会談で貿易協議の再開で合意し、米国は新たな対中関税の発動を先送りしたものの、直接交渉の計画はまだ発表されていない。

  中国商務省の高峰報道官は4日、「両国が合意に達するには、賦課された全ての関税が撤廃されなければならない」と発言。「この点に関する中国の姿勢は明確かつ一貫している」と語った。

  中国紙、経済日報が微信(ウィーチャット)上で運営するブログ「陶然筆記」の論説は、米国が課した全ての制裁関税の撤廃が「最も重要」な要求であり、貿易協議を通じてそれが変わることはないと述べた。

  一部の米当局者らは、通商合意に至った後も、中国に履行させる手段として一部関税は残るだろうと述べてきた。

  中国は5月に貿易協議が暗礁に乗り上げた際、合意を目指す上で3つの譲れない点を説明した。それは全ての制裁関税の撤廃に加え、輸入が国内の実需に沿っていること、そして合意が平等と相互尊重に基づいていることだった。

  「陶然筆記」の論説は、中国の米農産品購入は交渉における中国の「特別の切り札」であり、協議が平等かつ相互尊重的であるかどうかで輸入は決まると論じた。

  中国が好意のしるしとして米国からの一部農産品購入を検討していることは明らかだが、中国が約束したとトランプ大統領が述べた「莫大な量」の購入を行う兆候は見られていない。

原題:China Is Sticking to its Demand That U.S. Lift All Tariffs(抜粋)

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