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バイデン氏、民主党ライバルとの対比に重点-トランプ氏批判から一転

  • バイデン前副大統領、オバマケア廃止論や国民皆保険構想に異議
  • 民主党TV討論会で最有力候補の立場のもろさ露呈、支持率低下

バイデン前米副大統領は、2020年米大統領選に向けた先週の民主党テレビ討論会で最有力候補としての立場のもろさが露呈したのを踏まえ、自身の意見と他候補との意見を対比させる新たな手法で選挙遊説を再開した。

  選挙キャンペーン最初の2カ月をトランプ米大統領への攻撃に集中したバイデン氏はここにきて党内のライバルに目を向けた。他の有力候補が左派寄りの姿勢を打ち出す中、中道路線で2日間にわたるアイオワ州での遊説を開始した。

  バイデン氏は3日、ヘルスケアに焦点を合わせ、民主党は国民皆保険制度といった全く新しい制度に変えるよりも医療費負担適正化法の改善に集中すべきだと主張。医療保険制度改革法(オバマケア)廃止を訴える人には基本的に賛成できないとし、「廃止を求める共和党議員にも民主党議員にも異議を唱える」と述べた。

Election 2020 Joe Biden

バイデン前副大統領(7月3日、アイオワ州ウォータールー)

  

  バイデン氏は上院議員時代に人種差別撤廃のためのスクールバス通学制度に反対したと、先週の討論会でハリス上院議員(カリフォルニア州)から追及されたが、4日に訪れたアイオワ州インディペンデンスでは、ライバル候補からの批判に対して彼らの過去を掘り返して対抗する考えはないとして、「彼らと同じ戦術を使うつもりはない。10年、20年、30年前の誰かの記録を持ち出すようなことはしない」と言明した。

  バイデン氏が民主党候補指名獲得を目指す他の候補との直接的な対比に重点を置き始めた背景には、支持率の低下がある。2日に公表されたキニピアック大学の世論調査結果では、バイデン氏の支持率は22%に低下し、ハリス氏の20%との差はわずか2ポイントとなった。ウォーレン上院議員は14%、サンダース上院議員は13%。CNNの全米調査では、バイデン氏の支持率は1カ月で10ポイント低下し22%。ハリス氏は17%と、CNNの前回調査から9ポイント上昇。ウォーレン氏は8ポイント上昇の15%、サンダース氏は4ポイント低下の14%だった。

原題:Biden Begins Drawing Contrasts With His Democratic Rivals (1)(抜粋)

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