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債券は小幅高、海外金利の先安観で買い圧力-米雇用統計控え上値限定

更新日時

債券市場では長期と超長期債が小幅高。ドイツの長期金利が過去最低を更新するなど世界的な金利低下の流れを引き継ぎ、買いが優勢となった。一方、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果や今晩の海外時間に米雇用統計の発表を控えて上値は限定的となった。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.165%。一時はマイナス0.17%と、6月25日以来の低水準
  • 新発20年債利回りは一時0.19%と6月21日以来の水準まで低下
  • 長期国債先物9月物の終値は前日比5銭高の153円96銭。午前に154円02銭まで上昇したが、午後に横ばいまで伸び悩んだ

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • さすがに足元のドイツ国債利回りの低下スピードが続くとは思わないが、マイナス金利深掘りの余地があるということが意識されている
  • 世界的な中銀のハト派姿勢を背景とした金利の先安観は何も変わっていない
  • ただ、ここ最近の金利低下で高値警戒感が生じる中、今日の日銀オペでは利益確定売りが出た感があり、オペ結果を受けて先物を中心に上げ幅を縮小する流れも
  • 米雇用統計が予想より上振れした場合は金利上昇につながる可能性も。一番心地よいのは予想をわずかに下回る程度の結果で25bpの7月利下げ観測が邪魔されない内容

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年以下、5年超10年以下、物価連動国債
  • 買い入れ額は各ゾーンとも前回から据え置き
  • 応札倍率は5-10年が3.30倍と前回の2.19倍から上昇。市場での売り圧力の強まりが示された
  • 三井住友トラストAMの押久保氏
    • 5-10年の応札倍率が1月以来の高水準ということで、無難からやや需給的に弱めの結果
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

  • 4日の欧州債市場では独10年債利回りが一時マイナス0.409%と過去最低水準を更新し、欧州中央銀行(ECB)の中銀預金金利のマイナス0.40%を下回った
  • この日の海外時間には6月の米雇用統計が発表される。ブルームバーグがまとめた市場予想では、非農業部門の雇用者数が前月比16万人増の見込み。前月は7万5000人増

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.215%-0.250%-0.165%0.195%0.330%0.355%
前日比+0.5bp+0.5bp-0.5bp-1.0bp-1.5bp-1.5bp
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