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NY原油下落、イラン巡る供給不安に成長懸念が勝る-ブレントも安い

  • 米経済指標振るわずWTI先物8月限は一時1.5%安を付けた
  • ジブラルタル沖合では英特殊部隊がイラン産原油積載タンカー拿捕

4日のニューヨーク原油先物相場は下落。経済成長減速でエネルギー需要が圧迫されるという懸念が、米国とイランの対立による供給不安に勝った。

  石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国が2日の会合で減産の9カ月延長を承認したものの、今週発表された米経済指標が振るわず、原油需要を巡る不安が広がってニューヨーク原油先物は一時1.5%安を着けた。英特殊部隊が4日、イベリア半島南端にある英領ジブラルタルの沖合でイラン産原油をシリアに運んでいた大型タンカーを拿捕(だほ)し外交摩擦が生じたが、原油相場を押し上げる材料にはならなかった。

  TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏はトロントから電話インタビューに応じ、「需要の伸びが鈍化するという強い懸念がある」としながらも、「イランと米国の緊張が高まっていることを考慮すれば、価格の上振れリスクはなおかなりあるとわれわれはみている」と語った。
  
  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の電子取引で、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限はニューヨーク時間4日午前11時37分(日本時間5日午前0時37分)時点で37セント(0.7%)安の1バレル=56.97ドル。2日に4.8%安と5月31日以来の大幅下落となった後、3日は1.09ドル上昇と若干反発していた。4日は独立記念日の祝日のため立会取引は休場だった。

  ロンドンICEのブレント9月限は29セント安の63.53ドル。前日は2.3%値上がりしていた。

原題:Oil Declines as Global Economic Woes Outweigh Standoff With Iran(抜粋)

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