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中国と英国の対立激化、香港の大規模デモ巡り非難の応酬

  • メイ英首相は1984年の中英共同宣言を順守するよう中国に要請
  • 中国の劉暁明・駐英大使は英政府による内政干渉だと批判

香港での大規模デモを巡る中国と英国の論戦がエスカレートし、双方が互いの行動は不適切だとして非難の応酬を繰り広げている。

  メイ英首相は3日、1日にデモ隊が香港立法会(議会)の建物に突入した際の暴力的な場面に「ショックを受けた」と議会で発言。中国の劉暁明・駐英大使はテレビで放映された同日の記者会見で英政府による干渉を非難した。

Theresa May

メイ英首相

写真家:Alex Kraus / Bloomberg

  劉大使は「英政府は間違った側につくことを選んだ上、不適切な発言で、香港の内政に干渉するだけでなく法を破った暴徒らを支援した」と指摘。英国は香港当局が犯罪者に法の裁きを受けさせるのを妨げようとしており、それは香港の法の支配への完全な干渉だと主張した。

  英外務省は劉大使を呼び出し、発言に関する説明を求めた。

  メイ首相は議会で、「デモ参加者の圧倒的多数が平和的かつ合法的に行動していた」と説明。1984年の「中英共同宣言に定められた香港の高度な自治と市民の権利および自由が尊重されることが重要だ」と語った。

China's Ambassador To The U.K. Liu Xiaoming Delivers A Speech

劉暁明・駐英中国大使

写真家:Chris Ratcliffe / Bloomberg

  一方、中国は英国が香港の問題に首を突っ込まないよう求めている。中国外務省は今週、中英共同宣言には「もはや実質的な重要性はない」との認識を示した。

  劉大使は「香港は中国の特別行政区であり、かつてのような英国の植民地支配下にある地域ではないことをあらためて強調したい」と述べた。

原題:China and U.K. Escalate Their War of Words Over Hong Kong(抜粋)

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