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日本は「ものすごい潜在力ある」とウーバーCEO-採用強化や高齢者活用へ

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  • 「GDP規模からみて重要、ものすごい潜在力」ーコスロシャヒ氏
  • 今後1年で人員3割増、拡大余地ある「イーツ」では配達人探しへ

米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズの最高経営責任者(CEO)は、日本での事業拡大に意欲的だ。今後1年で社員の採用を強化し、成長余地が大きいとみる料理や飲み物の配達サービス事業では高齢者層を積極的に活用する青写真も描く。

  ダラ・コスロシャヒCEOは3日、都内でブルームバーグの取材に応じ、「日本はGDP(国内総生産)の規模からみてとても重要で、ものすごい潜在力がある」とし、「ビジネスと正規社員の雇用両方をかなり早いペースで成長させる」と語った。

Uber Technologies CEO Dara Khosrowshahi Interview

日本事業を拡大する意向のコスロシャヒCEO

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  日本では現在、東京や大阪、京都、名古屋といった主要都市でアプリを通じたタクシーなどの配車サービスを展開している。スマートフォンで受けた注文を自転車や徒歩で運ぶフードデリバリー(ウーバーイーツ)では和食や中華レストランの料理をはじめ、ファストフード、ドリンク、スイーツを配達しており、ともに地域とサービス内容の拡充が今後の課題だ。

  コスロシャヒCEOは配車サービスについて、タクシー会社の加盟社数を増やすほか、サービス地域の拡大を目指す意向を表明。現在100人いる社員を3割以上増やし、アカウント管理や営業部門の増強を図る方針を示した。

  ウーバーイーツについては、「日本では爆発的に成功していて、『ウーバー』ブランドを広めるのにとても効果的だ」とみている。さらに、全人口の7割が利用可能な米国に比べ、日本の比率は15%にとどまっており、拡大余地があると同CEOは言う。今後は「配達パートナー」を増やすため、少子高齢化が進む日本で高齢者層を採用し、健康維持も兼ねて徒歩で配達してもらうアイデアも披露した。

孫社長と成長戦略を議論

  ウーバーは5月にニューヨーク証券取引所に株式を新規上場した。直後に急落する場面もあったが持ち直し、6月28日には上場来高値を更新。3日時点の時価総額は約8兆円となっている。筆頭株主は13%を保有するソフトバンクグループだ。

  今回の来日でコスロシャヒCEOは、ソフトバンクGの孫正義社長と会った。孫社長が関心を抱いていたのは投資の「出口」ではなく、ウーバーの今後3年間やその後の成長戦略だったという。「彼との時間は自分の考えを広げ、このビジネスの究極の可能性について考えさせてくれる。私たちにとって特別な株主であり、それ以上に偉大なアドバイザーだ」と孫氏について語った。

  5日の日本株市場では、フードデリバリー事業で競合する企業の株価が下落している。出前仲介サイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会が一時前日比3.3%安の1601円、食事宅配や出前代行サービスのライドオンエクスプレスホールディングスも3.3%安の1180円まで下げた。

  岩井コスモ証券投資調査部の堀内敏一氏は、「インタビュー記事が影響したことはその通りだ。ウーバーイーツは時代に乗っている、格好いいイメージがあり、若い人を中心に利用者が流れるのではないかという懸念が出やすい」と話している。

Economic Reaction In Russia To U.S. Trade Sanctions

ウーバーイーツの海外でのデリバリー風景

Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
(フードデリバリー関連銘柄の動向を追記します.)
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