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超長期債が上昇、30年入札無難通過で買い安心感ー欧米金利低下も支え

更新日時

債券市場では超長期債が上昇。20年、30年、40年債利回りはいずれも約1週間ぶりの低水準を付けた。米国とドイツの長期金利低下に加えて、この日に実施された30年国債入札が無難な結果となったことから超長期債を中心に買いが優勢となった。

  • 新発20年債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)低い0.20%と、6月25日以来の水準まで低下
  • 30年物62回債利回りは1bp低い0.335%、新発40年債利回りは一時2bp低い0.365%と、ともに約1週間ぶりの低水準
  • 長期国債先物9月物の終値は3銭安の153円91銭。一時は153円86銭まで下落

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 30年債入札は多少流れるのではないかとの警戒感もあったが、予想範囲内の内容で無難な結果と言える
  • 30年債の割高感が残る中でちゅうちょする投資家もいるだろうが、持たざるリスクもあるため慎重ながらも需要があった印象
  • 外債の利回りがそんなに高いわけではないので、相対的に超長期債は買われやすい

30年債入札

  • 最低落札価格は101円00銭、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値101円05銭をやや下回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.01倍と前回3.47倍から上昇
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は15銭と前回87銭から縮小
  • 備考:過去の30年債入札の結果一覧

背景

  • 各国の中央銀行が一段とハト派化するとの見方を背景に、3日の海外市場では債券買いが継続。米10年債利回りは前日比2bp低い1.95%程度に低下
  • 独10年債利回りは一時マイナス0.399%と過去最低を更新

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.220%-0.255%-0.160%0.200%0.335%0.370%
前日比+0.5bp+0.5bp 横ばい-1.5bp-1.0bp-1.5bp
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