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ウォーレン氏、意外にもウォール街の敬意獲得-大統領選の民主党争い

  • 「頭が良く、努力家で、信頼でき、思慮深い」との声
  • 民主党の世論調査では支持率15%で3位-前月から8ポイント上昇

2020年米大統領選の民主党候補指名争いで、エリザベス・ウォーレン上院議員はそれほど悪くないかもしれない-。ウォール街ではこうした見方が新たにささやかれている。

  ウォーレン氏(マサチューセッツ州)に敬意を示すシニアバンカーやヘッジファンドマネジャーは少数ながらも増えつつある。同氏は2008年の金融危機後に厳格な規制を呼び掛けて全米で注目を集めるようになった。ウォーレン氏は多くの増税政策案で「金持ちや権力者」を標的にしているものの、この定義に当てはまる金融系の一角には同氏について有能で説得力ある主張をすることが実証されているとの意見がある。

  アトラス・マーチャント・キャピタルのデービッド・シャミス最高投資責任者(CIO)は、「ウォーレン氏が最終的に民主党候補に指名された場合でも、彼女を支持することに何ら問題はない」と話す。シャミス氏にとってウォーレン氏は1番目の選択肢ではないものの、「彼女は頭が良く、努力家で、信頼でき、思慮深い。そして彼女は市場を重要であると考えている」と説明した。シャミス氏は元バークレイズ最高経営責任者(CEO)のボブ・ダイアモンド氏とともに、アトラスの創業パートナー。

  シャミス氏は自身の友人のうち、ハーバード大学ロースクール教授だったウォーレン氏の下で学んだ仲間らについて、一部の保守派を含めてウォーレン氏を高く評価していると話した。

Senator Elizabeth Warren Holds A Town Hall Event In Miami

ウォーレン上院議員、6月25日にマイアミで開催のタウンホールで

  ウォーレン氏は早くから民主党の有力候補の1人として浮上。ここ数週間は詳細な政策提案のほか、今選挙戦初の主要討論会でのパフォーマンスで話題を集めている。討論会後に実施され、1日に公表されたCNNの世論調査によると、民主党候補の中でウォーレン氏は支持率15%で3位。5月の同調査から8ポイント前進した。1位はバイデン前副大統領で支持率22%。2位はカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州)で17%。

  ウォール街の一部リベラル派にとっては、ウォーレン氏は右派であればトランプ大統領、左派であれば自らを民主社会主義者と呼ぶバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)という、それぞれ最も避けたい候補者に代わる選択肢となり得る。

原題:Elizabeth Warren Wins Respect in Unlikeliest Place: Wall Street(抜粋)

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