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米ISM非製造業指数:6月は約2年ぶり低水準-雇用が大幅低下

米供給管理協会(ISM)が3日発表した6月の非製造業総合景況指数は市場予想より大幅に落ち込み、約2年ぶりの低水準となった。雇用指数の下げが大きく、全体の指数を押し下げた。

キーポイント
  • 6月の非製造業総合景況指数は55.1に低下-前月は56.9
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は56.0
  • 指数を構成する4項目中、3項目が低下
    • 雇用は1年4カ月ぶりの大幅低下
    • 新規受注は2017年12月以来の低水準
  • 業種別では18業種中、16業種で上昇
    • 上昇業種数は前月と変わらず
Non-manufacturing sector's growth rate slipped in June

非製造業総合景況指数

ISM

インサイト

  • 雇用指数は3.1ポイント低下して55.0。活動の拡大と縮小の境目である50は上回った
  • 非製造業総合景況指数は17年7月と同水準で、16年10月以来の低さ。低調な世界経済やトランプ政権が中国に仕掛けた貿易戦争が重しとなっている。6月29日の米中首脳会談を経て、両国は通商対立で「休戦」すると発表した。ISMは調査対象者へのアンケート送付を指標当該月の上旬に行い、大半の回答は調査期間の後半に回収される
  • 今回の指数では貿易に関する判断に変わりがないことが示された。新規輸出受注は前月と同水準。輸入も50.0で、前月と同じだった
  • 1日発表された6月のISM製造業総合景況指数は51.7と、3カ月連続で低下し、16年10月以来の低水準となった。ただ、製造業では雇用指数が上昇した

ISMの見解

  • ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニーブス委員長:
    • 「非製造業セクターの拡大ペースは6月に鈍化したが、引き続き強さを反映している」
    • 「回答者のコメントにはビジネス環境と全般的な景気に対する強弱入り交じったセンチメントが映し出されている。貿易・関税問題を理由に一定の不確実性が存在する」-発表資料

詳細

  • 入荷遅延指数は、約3年ぶりの低水準に落ち込んだ前月からは回復。景況指数は低下した
  • 仕入価格指数は58.9と、1月以来の高水準。米国のインフレ状況が安定し始めた可能性を示唆
  • 受注残は56.0と、3カ月ぶりの高水準。在庫は55.0に上昇し、昨年11月以来の高い水準。在庫景況感は58.5で変わらず
  • 統計の詳細は表をご覧ください

原題:U.S. Services Gauge Drops to Lowest Since 2017 as Jobs Cool (1)(抜粋)
June ISM Non-Manufacturing Falls to 55.1; Est. 56(抜粋)

(詳細やISMの見解などを追加して更新します.)
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