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ドイツ10年債利回りマイナス0.39%、ECBの中銀預金金利に接近

  • ECBの中銀預金金利はマイナス0.4%、「失われた十年」を示唆
  • ECB次期総裁がラガルド氏なら金融緩和強化と市場は確信

10年物ドイツ国債利回りは欧州中央銀行(ECB)の中銀預金金利を下回る恐れがある。

  欧州で最も安全で流動性の高いドイツ債の利回りは、中銀預金金利のマイナス0.4%に近づいた。アナリストらは、ECB次期総裁となる見通しのラガルド氏が利下げや量的緩和(QE)再開で金融緩和を強化すると確信し、ドイツ国債の一段の値上がりを見込んでいる。 ゴールドマン・サックス・グループは2019年末までにドイツ10年債利回りがマイナス0.55%まで下がるとみている。

German 10-year yields threaten to breach ECB's benchmark rate

  債券利回りのマイナス幅拡大は欧州が「日本化」しつつあるとの論拠を強める。日本化とは、恒久的な低金利と低インフレだ。これはイタリア債などリスク資産の買いを促すが、ひとたびセンチメントが転換すれば劇的な売りに見舞われるリスクもある。

  みずほインターナショナルの欧州金利戦略責任者、ピーター・チャットウェル氏は「ドイツ国債の利回りが中銀預金金利を下回れば、投資家はドイツ債に何の価値があるのかと疑問を抱くだろう」と話した。

  10年物ドイツ債利回りは今週に入り7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、3日には過去最低のマイナス0.39%に達した。

原題:German Yields on Brink of ECB Deposit Rate Point to Lost Decade(抜粋)

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