コンテンツにスキップする
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

日本株は反発、米利下げ観測高まり低金利恩恵業種高い-売買低調

更新日時
  • 6月の米ADP民間雇用は予想下回る、ISM非製造業は雇用が悪化
  • 米主要株価3指数は最高値、東証1部売買代金はことし2番目低水準
People approach the entrance of the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Tuesday, May 7, 2019. Trading resumed Tuesday after a 10-day Golden Week holiday with a slew of news for investors to process.
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

4日の東京株式相場は反発。低調な雇用関連指標で米利下げ観測が高まり、前日の米主要株価3指数がそろって最高値を更新。リスク資産選好の流れが波及し、情報・通信や電気・ガスといった金利低下メリット業種など幅広く買われた。商いは低水準だった。

  • TOPIXの終値は前日比10.24ポイント(0.6%)高の1589.78
  • 日経平均株価は同64円29銭(0.3%)高の2万1702円45銭

〈きょうのポイント〉

Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound

東証内

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「米国では金利低下にもかかわらず自動車や住宅の販売はさえなく、消費冷え込みによる影響がこれから雇用にも出てくる可能性がある」とし、「米中通商問題は会談をしただけで解決したわけではない。マーケットは7月の予防的利下げを確信している」と話した。

  金利先物市場が織り込む7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は100%。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「景気は基本的に悪くなく、利下げをすれば、過剰流動性から米国株はさらに高値を更新していくだろう。日本株もある程度は付いていく」と語った。

  いちよしアセットの秋野氏は、ダウ工業株30種平均はグローバル企業が中心で世界経済の影響が大きいため、米株価指数の中で高値更新がやや遅れていたと分析。その指数も最高値を付けたことは「過剰流動性期待が一段と高まった」ことを示すとみていた。

  もっとも、米金利低下は為替相場の円高懸念を招き、米国株に比べた日本株のパフォーマンスは劣後している。「金融相場となっていても、マクロ指標が反転していかないと日本株の上げにも限界がある」と、しんきんアセットの藤原氏。チャートからも上値の重さが示唆されている。

日経平均の戻りを阻む離れ小島のチャート記事はこちらをご覧ください

  4日の米国株市場が休場となるため海外投資家の注文は一段と細り、東証1部売買代金は1兆4549億円とことし2番目の低水準。海外勢の日本株に対する見方について、インダス・キャピタルのパートナー、ハワード・スミス氏(米サンフランシスコ勤務)は「日本株は機械やパッシブ資金でトレーディングされるようになっている」とし、グローバル投資家には「中国株の話が最も魅力。日本に向かっていたような資金が中国に引っ張られている」と資金フローの変化を指摘していた。

ことし2番目の低水準
  • 東証33業種では海運や電気・ガス、情報・通信、証券・商品先物取引、建設、小売、不動産が上昇
  • ゴム製品や精密機器は下落
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE